時事メディカル 連載・コラム 教えて!けいゆう先生 医療に関する情報検索の落とし穴 「確証バイアス」に陥らないために 教えて!けいゆう先生 医療に関する情報検索の落とし穴 「確証バイアス」に陥らないために 外科医・山本 健人 これは架空の話です。 Aさんという人が、病院で胃がんの診断を受けました。医師は、抗がん剤治療が必要だと言います。突然の事態に思わず動揺したAさんは、昔から仲の良い友人に相談してみました。 すると、友人はこう言います。 「抗がん剤だけは絶対に受けてはいけない。がんには全く効かないんだ。だまされるな」 信頼する友人の言葉です。Aさんは医師を疑い始めました。抗がん剤が最適だと言われたけれど、きっとあの医師もだまされているのだ。 Aさんは、友人の言が正しいかどうかを確認するため、自らインターネットで検索を始めます。 「抗がん剤 危険」 「抗がん剤 効果ない」 「抗がん剤 不要
「Viewtiful Life」は、バビースモによる治療を受けている患者さんやご家族に向けて、疾患・治療・日常生活に関する周辺情報・お役立ち情報を掲載した情報誌や、生活をサポートするためのアイテムをお届けする2年間のサポートプログラムです。 加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫それぞれの患者さん向けの2種類のプログラムをご用意しています。
近年、医療業界では「ペイシェントセントリシティ(Patient Centricity、患者中心)」という考え方を重要視すべきだという機運が高まっている。製薬企業もまた、同様の考え方を取り入れた変革を求められている企業の一つだ。 従来、製薬企業は医療機関と医師を中心としたビジネスモデルであった。しかし、超高齢社会の到来とともに医療環境が急速に変化する現在、患者との接点を拡大し、より持続的かつ利益を生み出すための変革が急務である。事実、当社では、医薬品開発に関連する企業・官公庁から、患者を中心としたビジネスモデルの立案と導入支援に関する相談が増加傾向にある。 本レポートでは、製薬企業を取り巻く環境の変化と課題を明らかにするとともに、ペイシェントセントリシティの観点から求められる製薬企業の役割を考察する。 製薬企業のマーケティング活動は従来、KOL 1(キーオピニオンリーダー)となる大学病院や地
\3つの嬉しい/ ①アトピー悪化をコントロール! ②同じ症状が見つかる! ③日本最大級コミュニティで聞ける! ※27,000ダウンロード(2024年10月) \3つの特徴/ ①6万枚のアトピー画像。新薬の投稿多数 ②無料・匿名・広告なし ③元アトピー患者が開発 ※投稿画像60,000枚(2024年10月) \3つのラクラク/ ①手・足・薬を撮るだけでラクラク記録 ②写真整理不要。非公開設定で自分専用記録 ③部位・症状でかんたん検索 アトピヨは、アトピーを発症し悩んでいる方々の早期回復のサポートになることを目指し、文字だけでなく「画像」を投稿することで、アトピー特有の皮膚症状・かゆみ・スキンケアを匿名で記録・共有できる日本初のアプリです(2018年7月アトピヨ調べ)。 2018年7月に元アトピー患者赤穂亮太郎がリリースした後、厚労省主催「健康寿命をのばそう!アワ
医薬品評価委員会 デジタルを用いた患者さん向け情報提供に関するアンケート結果(PV部会参加企業 2023年1-2月実施) ファーマコビジランス部会 2023年10月 環境変化の中で製薬企業から患者さんへのデジタルを通じた情報提供媒体は変化してきている印象があるものの安全性情報での実態は明らかではありません。そこで、2023年1-2月に製薬協PV部会所属企業を対象にアンケートを行い、現状や課題を把握することとしました。 本セッションでは、実施した患者さん向け資材や情報の提供に関するアンケート結果より、「デジタルによる患者さんへの情報提供について」「患者さんや医療関係者からの意見について」「患者さん向け資材のプラットフォームへの掲載」の観点で、現状と期待される方向性を取りまとめました。 デジタルを用いた患者さん向け情報提供に関するアンケート結果(PV部会参加企業 2023年1-2月実施) (1
ホーム ニュースリリース 2024年 「世界アルツハイマー月間」に認知症の疾患啓発動画を公開認知症のいまを追いかけた半年間のドキュメンタリー「きょうのこと、あしたのこと」 「世界アルツハイマー月間」に認知症の疾患啓発動画を公開 認知症のいまを追いかけた半年間のドキュメンタリー「きょうのこと、あしたのこと」知ることから、やさしくなれる 印刷用 2024年9月17日 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、世界アルツハイマー月間(認知症月間)の啓発活動の一環として、認知症当事者様の日常を描いたドキュメンタリー動画「日々はつづいていく2024『きょうのこと、あしたのこと』」を特設サイトおよびYouTubeにて公開したことをお知らせします。 日本では2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症になると予測されており¹、今や認知症は誰もがかかる可能性のある身近な疾患です。本
Shared Decision Making (SDM)とは SDMとは、「質の高い医療決断を進めるために、最善のエビデンスと患者の価値観、好みとを統合させるための医療者と患者間の協働のコミュニケーション・プロセス(SpatzES. JAMA, 2016)」「患者と医師が情報、直感だけでなく決定を下すことも共有する協働的な努力・企て(Whitney SN. Ann Intern Med, 2003)」「医療者と患者が協働して医療上の決定を下すプロセス(Legare F. Patient Education and Counseling, 2014)」と、各論文に記載されている通り、医学的な情報や最善のエビデンスと、患者の生活背景や価値観など、医療者と患者が、双方の情報を共有しながら、一緒に意思を決定していくプロセスです。 治療方針決定の代表的アプローチ 治療方針決定の代表的なアプローチには
医療者と患者さんを繋ぐプラットフォーム『MediOS(メディオス) 』を提供するContrea(コントレア)株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川端一広、以下「Contrea」)は、大腸内視鏡検査を効率的かつスムーズに行うための患者説明動画をリリースしたことをお知らせいたします。 大腸内視鏡検査の説明動画 サービスリリースの概要 提供内容:大腸内視鏡検査 動画コンテンツおよびMediOSシステム 提供開始日:2024年2月15日(木)〜 サービス概要・申込URL:https://medios.guide/contact 大腸内視鏡検査の現状と課題 大腸内視鏡検査は、消化器内科医の重要な仕事の一部で、その検査総数は2021年の1年間だけで55万6千件以上(*1)に上っています。しかし、消化器内科医の日常業務として内視鏡検査・治療のみならず、外来診療、病棟業務も日夜行っており、多忙を極め
今回は、MediiのVPoP(Vice President of Product)であり、E-コンサルグロース部 部長の清水 亮洋さんを紹介します。これまでの経歴やMediiに参画した理由、E-コンサルグロース部の業務やおもしろさについて聞いてみました。 ※noteからの転載です(note) ー清水さんの経歴を教えてください。 学生時代から、「自分は何に時間を使いたいか」という問いに常に向き合ってきました。その中で見つけたのは、「安心・安全で誰もが幸せに過ごせる社会をつくりたい」という強い信念であり、それは昔から変わらない私の理念です。 学生の頃は、画一的な教育システムに疑問を抱き、新しい教育の形を創造したいという思いが芽生え、教育スタートアップの立ち上げにグロース・プロダクト責任者として取り組みました。それが私のキャリアの始まりでした。 事業が一定の成果を見せ始めたとき、再び自身のキャリ
製薬大手が特定の病気の患者や家族への情報発信で新たな取り組みを始めた。スイスのノバルティスは四国の自治体や大学と連携し、疾患の認知度向上などを進めている。購入に医師の処方箋が必要な医療用医薬品が主力の製薬会社は本来、医師への情報提供が主な役割である「BtoB企業」で、患者と直接の接点を持つ機会は少なかった。だが近年は米欧の製薬大手を中心に、患者の声を新薬開発に取り入れたり、薬を投与する前の予防
JMDCは、国内最大規模のヘルスビッグデータを保有し、ヘルスケア分野においてデータを活用した様々な取り組みを行っています。今回は、製薬本部をリードする加納さんに、JMDCで目指すデータ活用の未来についてお話を伺いました。 <プロフィール> 加納 真(かのう まこと)株式会社JMDC 執行役員兼製薬本部本部長 IBM Researchでバイオインフォマティクス等の研究開発に従事した後、A.T. カーニーにて製薬業界を中心に多様な業種の戦略コンサルティングを担当。その後、PwCアドバイザリーにて、M&A戦略の立案、ビジネス・デューデリジェンス、PMI支援等に携わる。2021年よりJMDCに参画し、製薬企業向けデータコンサルティングを推進。2023年より現職。 ▼過去に加納さんを紹介した記事もございますので、ぜひこちらもご覧ください。 blog.jmdc.co.jp データを用いた課題解決の圧倒
ペイシェント・サポート・プログラム(PSP)とは 近年、自身の健康状態を把握することに対して前向きな人が増えてきました。同時に、患者が自らの治療法を選択するにあたり、より主体的な役割を担うことの重要性が増しています。 患者およびその家族が治療に関与する度合いが増す中で、予防的な健康管理、疾患を認識してからの診断、確定診断に基づく治療を経て、その後の生活に至るまでに患者がたどる「ペイシェント(患者)ジャーニー」の重要性がクローズアップされるようになりました。診断の弊害や、治療や病気との共存に関するアンメットニーズ(満たされていない医療、治療ニーズ)を明らかにし、多様化するペイシェントジャーニーに沿ったケアの実現が求められています。 患者の健康はウィルスや細胞変異のみに左右されるわけではなく、さまざまな社会的な要因によっても変わってきます。そのためペイシェントジャーニーの対象は、医療従事者や患
円形脱毛症は、子どもから大人まで男女問わず発症することから誰もが正しく向き合う必要があります。日本では従来、円形脱毛症の発症原因として精神的ストレスが強調されてきましたが、現在では、円形脱毛症の根本的な原因は、免疫の異常な働きによって引き起こされる 「自己免疫疾患」と考えられています。当社の調査では、「円形脱毛症の原因はストレスである」と考える人が約8割いる一方で、「免疫異常が原因」と認識している人は4人に1人の割合に留まっていました。また、円形脱毛症の患者さんの多くが「心が弱い人間だ」と考え、自分自身を責めていることも明らかになりました。こうした現状を踏まえ、円形脱毛症への“思い込み”を解き、世間からの視線に苦しむ患者さんを取り巻く社会を少しでも”思いやり”のある環境に変えたいという思いから本プロジェクトを発足しました。 日本イーライリリーは、引き続き、円形脱毛症に関する情報を発信するこ
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