中国は巨大でありながらいまだ開発途上の市場であり、大きな成長と利益が見込めるという見方で欧州と米国は一致している。同国はまた、比較的安価な労働力と生産力を頼りに積極的な競争展開が可能な国でもある。それが時には電子製品の品質低下を招く要因になることはあるが。 新技術の市場では、次から次へと資金が中国に流れ込んでいる。だが欧米の企業は、この国から最新かつ質の高い端末の販売による利益を十分に引き出すことができていない。そこに中国で急成長する企業が自国の市場を制覇する余地がある。 スマートフォンやタブレット端末の業界では、急浮上してきたHuawei(華為技術)の成功は周知の事実だ。同社はモバイルネットワーク構築用に安価ながら高品質の機器を製造している他、スマートフォンやタブレット端末も低コストで品質を向上させている。中国のZTEさえも同様の道をたどりつつある。 スマートデバイス関連記事 44.6%