野田首相は3日、首相官邸で米CNNテレビなど外国メディアのインタビューを受け、定期検査中の原子力発電所の再稼働について、「最終的に地元の理解が得られているかどうかを政治判断する。稼働できるものは稼働することで対応していきたい」と述べ、「地元の理解」を前提に前向きに対応していく考えを示した。 これに関連し、首相は「当面の電力需給にギャップが生じた場合、景気の下振れ要因になりかねない。まずは供給力を増やしていく」と強調した。 ロシアのプーチン首相が一部外国メディアとの会見で北方領土問題の最終解決を目指す意向を示したことについては、「問題を解決していこうという意欲を感じた。真意は直接聞かなければならないが、議論を深めていきたい」と評価した。