【新華社北京】英フィナンシャル・タイムズ中国語の電子版は30日、「通貨戦争を引き起こすのは日本ではない」と題したハーバード大学のニアル・ファーガソン教授の論文を掲載した。 【その他の写真】 要旨は以下の通り。 経済学において、為替レートほど政治上における誤った表現による影響を受けやすい問題はない。22日、安倍晋三首相の要請を受けて、日銀はインフレ目標を当初の1%から2%に引き上げ、「なるべく早期に」この目標を達成すると表明した。これにより日銀は1年後、短期国債を柱とする資産を毎月13兆円購入する。 日本のこの措置は国際社会において、通貨戦争に繋がる恐れがあるとの批判の的となった。ロシア中央銀行のウリュカエフ第1副総裁、ドイツ中央銀行のワイトマン総裁、韓国の朴宰完・企画財政相が率先してこれに対して難色を示した。 ワイトマン総裁は、「日銀の行為は驚くほどルールに違反した行為。中央銀行