ニコニコ動画では、著作権違反の動画もある。諏訪氏は、動画の著作権の今後ついて、同人誌の例を挙げた。「同人誌の世界では、暗黙の住み分けが出来ている。例えば、出版社は自らの損にならない範囲で、同人誌の著作権について目を瞑っている。今後、動画に関しても、同じような住み分けが出来るではないか」とした。 対して西村氏は、「レッツゴー!陰陽師の場合、勝手にユーザーが動画を公開して楽しんでいたら、ゲームの製作元から、CDが突然売れ始めたということでコンタクトがあった。そこでDVDを発売するまでに発展した。その例を見るとビジネスの可能性はある。著作権違反は親告罪なので、訴えてストップするのか、ビジネスにするのかという選択肢はコンテンツホルダーにある」とした。 また、「同人誌が出版社とバランスを保っていられるのは、同人誌の世界から人気の漫画家が生まれたりするわけで、出版社としては同人誌を敵にして次代の作家が