
ここまで見てきた3社の事例は、いずれもプログラミング言語「Ruby」とそのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails(以下、Rails)」で開発したアプリケーションにモジュラーモノリスを導入するものだった。Railsでアプリを開発すると通常はモノリスになるため、サービスの成長によって巨大なモノリスが出来上がる。これをモジュラーモノリス化することで、開発生産性を上げていた。 モジュラーモノリスはアーキテクチャーなので、実際にはプログラミング言語やフレームワークには依存しない。freeeの事例でも、Railsのシステムに加え、開発言語として「Go」を採用したシステムにモジュラーモノリスを導入していた。 今回は、開発言語として「TypeScript」、そのサーバーサイド実行環境として「Node.js」を採用したUbieの事例を取り上げる。同社は、消費者向けの症状検索エンジン
ウェブアプリケーションをRustで開発している、株式会社estie。今回開催された「Rust、何もわからない…」では、実サービスで活用されているRustについて、その活用方法の事例を紹介しました。ここで登壇したのは、ソフトウェアエンジニアの松本健太郎氏。アプリケーションのバックエンドをRustに書き換えた事例について発表しました。 バックエンドをRustに書き換えた実例報告 松本健太郎氏:私からは、まさにバックエンドをRustに書き換えるということで、実例報告的なことをやりたいと思っています。よろしくお願いします。 本日は、どういうことをしたかというところと、それをやるにあたっての意思決定。実際にやってみてどういうところが問題になったか。あとは、特にTypeScriptとの連携周り、どういう工夫をしたかをお話しできればと思います。 自己紹介です。松本健太郎と言います。 アプリケーションの概
TypeScript 4.7 で “module” という名前で始まる Compiler Option がさらに追加されて、さすがに何が何やら感あるので、役割を軽く整理。 この記事では雑な紹介に留めるので、それぞれの詳細は TSConfig Reference を読みに行ってください。 対応関係ソースコードとそれぞれのオプションが何に作用しているのかを雑に図示するとこんな感じ。 重要なことどのオプションをいじっても、import 指定子 (上図の “./hoge” の部分) がコンパイル時に書き換えられることはない。 これが頭に入っていれば、.mts, .cts といった TypeScript のファイルで import "./foo.cjs" と書くことや、 --moduleSuffixes がソースコードの探索にしか影響しないことに得心できるはず。 --moduleTypeScript
「東京Node学園」は、Node.js日本ユーザグループ主催のNode.js勉強会です。36時限目の今回は、オンラインで開催されました。suzuki氏は、Node.js上で動作するコードフォーマッターであるPrettierに従わなくてよいケースについて発表しました。 「従われている」傾向があるPrettier sosukesuzuki氏(以下、suzuki):「Prettierに従わなくてもいい場合」を話します。 suzukiといいます。筑波大学の情報科学類で学生をしていたり、サイボウズ株式会社というところで働いていたり、OSSだとPrettier Core Teamでメンテナンス全般をやっていたり、Babel TeamというところでBabelのパーサー周りを見ていたりします。 Prettier、Node.jsをよく使う人ならたぶん使ったことがあると思うのですが、Prettierは、Opi
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