現在のクラウド時代において、多くのアプリケーションがWeb上で動作し、シングルサインオン(SSO)にも対応しています。しかし、自社で開発したアプリケーションにSSOを実装しようとすると本格的な改修が必要となり、それに伴う相応のコストが発生します。 本連載では、Entra IDとSAML認証を使用して、アプリケーションを改修せずにSSOを実装する方法について説明します。これは、既存のアプリケーションを手早くSSO対応させたい場合に役立つ手法です。 初回となる今回は、最低限抑えておきたいSAMLの基本要素について確認をしたいと思います。 SAMLとは Entra IDとSAMLのAssertion テストサイトでSAMLをテストする テストAPにてテストに必要な情報を取得する Entra IDにテストAPの情報を登録する IdP(Entra ID)とSP(テストAP)の関連付けを行う テストA