宇宙空間にあるブラックホールに星が吸い込まれていく様子をとらえることに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と理化学研究所、東京工業大学などの国際チームが世界で初めて成功した。国際宇宙ステーションにある日本実験棟「きぼう」の観測装置と米国の衛星を組み合わせて、星が吸い込まれた際に出る強いX線の光を観測した。ブラックホールの性質など宇宙の謎を解き明かす手がかりになる成果。論文が英科学誌ネイチャー(電
宇宙空間にあるブラックホールに星が吸い込まれていく様子をとらえることに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と理化学研究所、東京工業大学などの国際チームが世界で初めて成功した。国際宇宙ステーションにある日本実験棟「きぼう」の観測装置と米国の衛星を組み合わせて、星が吸い込まれた際に出る強いX線の光を観測した。ブラックホールの性質など宇宙の謎を解き明かす手がかりになる成果。論文が英科学誌ネイチャー(電
ブラックホールの近くを通った星が破壊されながら、吸い込まれる様子(左)星がブラックホールに吸い込まれた際、垂直方向に強いジェットが出ている想像図(NASA提供) 地球から39億光年離れた巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を、国際宇宙ステーション(ISS)にある日本実験棟「きぼう」と米国の衛星が世界で初めてとらえることに成功した。25日の英科学誌ネイチャーに論文が発表された。 宇宙航空研究開発機構によると、今年3月28日、きぼうのX線観測装置「MAXI(マキシ)」と、米国の衛星スウィフトが、X線を出していなかった場所から、突然強いX線が約10分間ほど放射されたのをほぼ同時に検出。それが数回観測された。 観測結果を分析すると、星が巨大ブラックホールに破壊されながら吸い込まれる際、ブラックホールの周囲に渦ができ、垂直方向に強いジェット(ガス噴流)が出ていることがわかった。強いX線を出すジェ
【ワシントン=勝田敏彦】東日本大震災で、茨城県つくば市にある宇宙航空研究開発機構の施設が損傷し、国際宇宙ステーション(ISS)にある日本の実験棟「きぼう」やISSにドッキング中の輸送船「こうのとり」の管制の一部ができなくなった。米航空宇宙局(NASA)と宇宙機構が15日、明らかにした。 宇宙機構によると、つくば市の施設が機能停止した場合に備えて定められた手順に沿って、米テキサス州ヒューストンにあるNASAの施設に臨時管制室を設置して職員を配置。「きぼう」などへの指示(コマンド)送信を、NASAに依頼して管制を行っている。 「こうのとり」の分離はつくばの管制室からできないため、28日に予定される分離までにつくばの施設の機能が復帰しないと分離が延期される可能性がある。
宇宙航空研究開発機構と情報通信研究機構は19日、昨年4月に故障した国際宇宙ステーション(ISS)のオゾン層観測装置による観測再開を断念すると、国の宇宙開発委員会に報告した。 装置の開発費は約35億円。1年間観測する予定だったが、故障まで半年観測しただけで終わった。 故障したのは装置内の米国製半導体。宇宙飛行士による部品交換も検討したが、代替品の準備などに今後1年以上かかり、別の関連機器にも不調があるため断念した。同じ半導体を使った海外の衛星でもトラブルはなく、故障原因は特定できなかった。
宇宙航空研究開発機構 JAXA について [組織情報] プロジェクト [活動内容] ファン!ファン!JAXA! [コミュニティ] サイトコンシェルジュ [お問い合わせ・FAQ] 宇宙航空研究開発機構 English TOP > プレスリリース > SMILESの観測ミッション終了と今後の運用について Tweet SMILESの観測ミッション終了と今後の運用について 平成23年1月19日 宇宙航空研究開発機構 本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。 SMILESの観測ミッション終了と今後の運用について (PDF:1.11MB) 問い合わせ先: 関連資料: 関連リンク: 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター 2011年1月のインデックス © 2003 Japan Aerospace Exploration Agency
国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に設置され、昨年4月に故障した大気観測装置「SMILES(スマイルズ)」について、情報通信研究機構と宇宙航空研究開発機構などは19日、原因を回路のショートと断定、復旧を断念した。宇宙開発委員会で報告した。1年の予定だったオゾンホール周辺の観測は半年で終わったが、臭素の分布などで新しいデータが得られた。3年ほどかけ分析する。 昨年4月21日、電波を発信する装置が止まり、復旧を試みたが回復しなかった。宇宙飛行士の船外活動で部品を交換する案も検討したが、数億円かかり、1年以上先となるため断念したという。SMILESの開発費は約35億円。 観測機器を冷やす冷凍機の不具合も見つかった。今後の観測衛星にも使われるため、原因究明を続けるという。
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