宇都宮市と宇都宮大が、栄養バランスの取りやすさを考えた「餃子(ギョーザ)めし」を共同で考案し、8日の「うつのみや食育フェア」で披露する。ニラやひき肉など餃子の具材を使った炊き込みご飯で、家庭でも手軽にできるとPRしている。ギョーザの街の新メニューになるか。 考案したのは、市健康増進課と宇都宮大教育学部の大森玲子准教授。市は昨年6月、市民を対象にした食育に関する意識調査を実施したが、20〜60代の肥満の男性の割合が目標値の「17%以下」を上回る26・70%に及んだ。調査で浮き彫りになった課題は、栄養バランスのとれた食事の不足だった。そのため市は、今年度から大森准教授とともに、家庭でできるヘルシーメニュー作りに取り組んできた。 大森准教授が着目したのが宇都宮名物のギョーザ。市民にとって身近なうえ、野菜と肉を一緒に食べることができ栄養バランスもとりやすい。ニラなど地場の野菜を使うことで地産地