JR阪和線で昨年、駅の信号が赤のまま変わらないトラブルが相次ぎ、信号機器が何者かに操作された疑いがあることがわかった。 JR西日本から相談を受けた大阪府警は威力業務妨害容疑などで捜査している。 JR西によると、昨年12月3日、大阪府岸和田市の下松駅で、信号が赤のまま変わらず快速電車が停止。JR西が調べたところ、近くの道路に設置された鉄製の箱の中にある信号の電源ヒューズが落ちており、箱に踏みつけたような跡があった。 8月16日には、同市の東岸和田駅で信号が赤のまま変わらなくなった。信号を制御する機器のブレーカーが落ちていたが、過剰な電流が流れたような形跡はなかった。 昨年9月と12月にも日根野駅と東貝塚駅でブレーカートラブルが相次いだことから、JR西は内部の人間も含めた第三者が故意に機器を操作した可能性が高いとして、12月に府警に相談した。
大阪府泉佐野市の千代松大耕(ひろやす)市長(39)は10日、読売新聞の取材に対し、少なくとも2011年までの3年間、代表を務めている自民党支部に計450万円を寄付し、一部を自らの後援会組織に還流させていたことを明らかにした。 千代松市長は毎年、所得税の還付を受けていた。 政治資金収支報告書などによると、千代松市長は10年に150万円を「自民党大阪府泉佐野市第1支部」に寄付。その後、同支部から後援会組織「千代松大耕を育てる会」に、計約78万円を寄付した。千代松市長は毎年150万円を寄付し、一部を還流させた。 千代松市長は、「節税のつもりでやった。法律の範囲内でやったつもりだが、誤解を受ける会計処理で、市民に申し訳ない」と話した。
「おねがい ガッツから たすけて」。堺市堺区で、同居する内縁の妻の小学6年の長女(12)を暴行し重傷を負わせたとして、3月、傷害容疑で無職の松田和幸容疑者(32)が逮捕された。冒頭の言葉は、長女とともに虐待を受けているとして、堺市子ども相談所(児相)に保護された小学2年の次女(8)が、保護される数日前に折り紙に綴り、同級生に渡していた「手紙」。ガッツとは松田容疑者の愛称だが、松田容疑者は3年ほど前から内縁の妻や子供たちと暮らしはじめ、しつけと称して暴力を振るっていた。次女は「家に帰りたくない」「ほかの家の子になりたい」と同級生に打ち明けていたという。折り紙に書かれた手紙は、暴力にさらされた日々からのSOSだった。姉妹への激しい暴行 事件が起きたのは1月23日午後2時ごろ。 学校から帰宅した長女が、自宅マンションのリビングで寝転んでいたところに松田容疑者が帰ってきた。宿題をせずに昼寝をしてい
(4)「育児か仕事か」の悲鳴…から続く 《急な子供の発熱のときなど、子供の自宅にスタッフを派遣し、病児保育を行うサービスを行う「NPO法人ノーベル」(大阪市北区)。「困っている人の役に立ちたい」と代表の高亜希さん(33)が立ち上げたが、当初はなかなか利用者が増えなかった。必要な人に必要な情報が届いていないのではないか、とアドバイスを受け、戦略を見直し。3年たった今、大阪府下に約220人まで利用者が増えている。「子供が熱を出すのは当たり前」という理念を掲げるノーベル。子供を産んでも当たり前のように働き続けられる社会を目指して、走り続ける。(阿倍佐知子)》仕事と育児の両立…直面しないと、見えてこない ノーベルではまず最初に、会員登録希望者に対して説明会を開く。そして、ビジョンを説明する。 病児保育に対する考え方を定めた「病児保育憲章」。その冒頭にはこう書かれている。 《(1) ノーベルは子ども
大阪府箕面市は、4月1日から、現行5人の教育委員を6人に増員し、うち4人を子育て中の母親ら公募で選んだ女性とする方針を固めた。 これまで大学教授や元校長などが務めていたが、いじめや体罰問題などの対応に「親の目線」を取り入れるのが狙い。開会中の市議会に人事案を提案する。 4人は33~47歳で、うち3人は小学生や就学前の子供を持つ子育て中の母親、1人は小学生に英語を教えるサークル活動をしている女性。男性14人、女性20人の応募者から書類や面接で選考した。 現委員は全員退任し、新委員長には、同府豊中市の山元行博・前教育長(61)を、新教育長には具田利男・箕面市市長政策室長(55)を起用する。任期は4年。 文部科学省によると、保護者の教育委員が3人以上いる自治体は全国で3%程度で、公募で選ぶケースも少ないという。教育委員会制度の改革を公約に掲げる倉田哲郎市長は「委員には頻繁に授業を見たり、保護者と
(3)正義感、拙速でもノマド起業…から続く 《病児保育サービスを始めよう-そう決意して準備を始めた高亜希さん(33)。東京で病児保育サービスを行うNPO法人でインターンとして修業し、大阪に戻り、綿密な計画を錬り、人と資金を集め、ついに事業化にこぎ着けた。困っているお母さんたちの役に立ちたい。そんな思いから生まれたサービスのはずだった。しかし、サービスの利用者はいっこうに増えなかった。(阿倍佐知子)》「つぶれる!」増えぬ利用、半年後も5人! 「NPO法人ノーベル」を立ち上げ、平成22年2月、いよいよサービスを開始した。ところが、利用者はなかなか増えず、半年を過ぎても会員はわずか5~6人だった。 サービスを必要としている人は必ずいるはず。実際、東京では病児保育サービスが成り立っていた。総務省の「就業構造基本調査」(平成19年)によると、25~34歳の調査時点で無職だった女性に退職理由を尋ねると
(2)離れて気付いた真実…から続く 《子供が病気になった。でも親は仕事を休めない。頼る親戚(しんせき)もいない-そんなときに自宅にスタッフを派遣する病児保育サービスを行う「NPO法人ノーベル」(大阪市北区)。代表の高亜希さん(33)は、留学先の韓国で触れた韓国の人たちの「熱さ」に触れるうち、生まれ育った日本に恩返しを、と決意。周囲で子供の病気を理由に次々と職場を去る同僚や友人の存在に、「困っている人がいるなら私が」と立ち上がったのだった。(阿倍佐知子)》◇「無給で結構」東京で武者修行、ノウハウ学び 病児保育をやろう-。自分の進むべき道は見えてきた。とはいっても、何から手をつければよいのかわからない。インターネットで調べるうち、東京で病児保育を行うNPO法人「フローレンス」(東京都千代田区)の存在を知った。一度会って話を聞いてほしいと連絡すると、快く応じてもらった。 聞けば、フローレンスも、
(1)当日朝の連絡でも急派…から続く 《子供が病気のときには駆け付けます-自宅にスタッフを派遣し、病気の子供を世話するの病児保育サービスを行う「NPO法人ノーベル」(大阪市北区)。子供が病気でも仕事を休めず、板挟みで苦しむ働く母親たちの助けになればと、3年前に大阪で始まった新しいサービスだ。立ち上げたのは、高亜希さん(33)。独身アラサー女性の高さんが、病児保育サービスに乗り出した理由は一体、なんだろう? (阿倍佐知子)》◇JTBのエース新入社員、でも「10年後が見えなかった…」 大阪・天満橋にあるオフィスを訪ねた。現れたのは高さんは、深いパープルのプルオーバーにミニスカート、くり色のセミロングのきゃしゃな女性。社会起業家というよりは、梅田や心斎橋のオフィス街に勤めている女性会社員、といった雰囲気だ。 実際、高さんは大学を卒業すると、大手旅行会社「JTB」に入社した。配属されたのは、教育旅
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く