水道の運営権売却、可決 来年4月に事業開始―宮城県議会 2021年07月05日18時22分 水道運営権売却の議案を賛成多数で可決した宮城県議会=5日午後、仙台市青葉区 宮城県議会は5日の本会議で、上水道の運営権を民間に売却する全国初のコンセッション方式の導入に向け、事業者への運営権設定に関する議案を賛成多数で可決した。県は国への手続きを経て、2022年4月の事業開始を目指す。 コロナ後の旅客回復へ布石 仙台空港、民営化5年 県は、人口減による水道事業の収益悪化で予想される料金値上げを抑えるため、県が施設を保有したまま、上下水道や工業用水道の運営権を民間に売却する「みやぎ型管理運営方式」の導入を探ってきた。県検討委員会が事業者として選定した水処理大手「メタウォーター」(東京)など10社のグループは、20年間の総事業費3314億円について、運転管理の効率化などにより287億円を削減できると提案