ビジネスモデルの変革は「リアルとセット」にならないと難しい 伊藤羊一氏(以下、伊藤):なるほどね。目指すはこの体験のリッチ化。体験そのものが「おお、いいね」みたいな感じに、全員がなるっていうこと。あとパーソナライズ。1to1でやっていく。 順番としては、モバイルでわかりやすくする。データ活用する。リアルに接続する。リアル接続っていうのは、OMO(Online Merges with Offline)って言葉もありますけど、そこに近い考え方ですか? 須藤憲司氏(以下、須藤):そうですね。OMOは、お店とかストアフロントだけの話ではたぶんなくて。バックエンドの、例えば金融の裏側もおそらくデジタルに変わっていきますし、営業も実はもっとデジタルを活用すれば変わっていける。物流もそうですよね。 今まではリアルに行かないとできなかった。けど当たり前なんですけど、裏側の仕組みが全部デジタルでつながってい