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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (101)

  • 「おカネの若者離れ」で、どんどん狭くなる趣味の世界

    <過去25年の若者の趣味の変遷を見ると、より金のかからないもの、アウトドア系からインドア系へと趣味が移行していることがわかる> 戦後から高度経済成長期にかけて、日社会は大きな変化を遂げたが、その後の90年代以降の四半世紀の変化も実はかなり大きい。 人口減少の局面に入り、少子高齢化が進行している。未婚率の上昇に伴い、単身で暮らす人が多くなっている。仕事面では雇用の非正規化が進み、労働者の給与も下がり、自由に使えるお金(可処分所得)が少なくなっている。ITの普及に伴い、人々の生活様式も大きく変わった。 このような変化が、人々の意識や行動に影響を与えないはずがない。社会の動向を敏感に反映する若者は特にそうだろう。博報堂生活総研が、その変化を可視化できる資料を公表している。『生活定点1992-2016』という統計調査で、同じ設問(定点)の回答結果を1992~2016年の四半世紀にかけてたどること

    「おカネの若者離れ」で、どんどん狭くなる趣味の世界
    n_pikarin7
    n_pikarin7 2018/05/30
    パソコンでアニメDVD観てコスプレのカメコの人とか。あとお絵かきとかコスプレの人とかはどこ?
  • 14億人を格付けする中国の「社会信用システム」本格始動へ準備

    2020年に制度が格始動すれば、すべての中国人の行動が習近平の監視対象になる Aly Song-REUTERS <長々とゲームをするのは怠け者、献血をするのは模範的市民、等々、格付けの高い者を優遇し、低い者を罰するこのシステムにかかれば、反政府活動どころかぐれることもできない> 中国で調査報道記者として活動する劉虎(リウ・フー)が、自分の名前がブラックリストに載っていたことを知ったのは、2017年に広州行の航空券を買おうとした時のことだった。 航空会社数社に搭乗予約を拒まれて、中国政府が航空機への搭乗を禁止する「信頼できない」人間のリストを保有しており、自分がそれに掲載されていたことに気づいた。 劉は、2016年に公務員の腐敗を訴えるソーシャルメディアに関する一連の記事を発信し、中国政府と衝突した。政府から罰金の支払いと謝罪を強要された劉はそれに従った。これで一件落着、と彼は思った。だが

    14億人を格付けする中国の「社会信用システム」本格始動へ準備
  • 「幸せな国」デンマークにあって我々にないもの

    <世界幸福度ランキングで7年連続トップ3入りを果たした幸せの秘密── たとえばデンマーク人の95%は「いざというときに頼れる人」がいる> 国連は先日、「世界幸福度報告書2018」を発表。156か国を対象に実施された調査の結果、またもやデンマークが最も幸福な国のトップ3入りを果たした。7年連続の快挙だ。一方でアメリカは18位と、2017年から4つ順位を下げた。 デンマークが世界で最も幸福な国のひとつであることは、幸福度(あるいは心理学者たちが言うところの「主観的幸福度」)に関するそのほかの数多くの調査でも示されている。 ものごとを「どう測るか」については、科学者たちが好んで研究や議論を行っている。だが幸福度をどう測るかについては、全体的な合意があるようだ。 調査の範囲や目的にもよるが、幸福度の測定にあたっては多くの場合、客観的な指標(犯罪や収入、市民の社会参加や健康に関するデータ)と主観的な

    「幸せな国」デンマークにあって我々にないもの
  • 「死のない肉」クォーンが急成長 人工肉市場がアツい

    <さまざまな疑問は残りつつも人工肉市場が急拡大している。いつか物の肉の味を知らない子供も出てくるのか...> 肉の代替品「クォーン(Quorn)」の存在感が増している。日では見かけないこのクォーンだが肉によく似た感が好評で、ヨーロッパでは30年以上前からスーパーなどで販売され、特にビーガン(完全菜主義者)やダイエッターの間で人気が高い。 英ガーディアン紙によると、市場規模は着実に伸びている。先週発表されたヨーロッパとアメリカでのクォーンの2017年の成長率はそれぞれ27%と36%で、世界全体では前年比16%拡大したと報告された。2027年には市場規模は数十億ドルに成長するといわれる。 クォーンは、キノコ?カビ? 欧米の卓に浸透するクォーンだが、その原料や生産方法はベールに包まれた部分が多いという。クォーン社は1985年、イギリスの品大手マーロウ・フーズと大手パンメーカーのホー

    「死のない肉」クォーンが急成長 人工肉市場がアツい
  • 今の日本で子を持つことは「ぜいたく」なのか?

    <諸外国と比較すると、日の子育て世代は子を持つ比率の所得格差が大きい。現実問題として子育てが「ぜいたく」になっている社会> 「結婚・出産なんてぜいたくだ」。藤田孝典氏の名著『貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち』(講談社現代新書)の帯には、こんなフレーズが出てくる。 いささか過激だが、現実を言い当てている面もあるだろう。正社員になって、結婚して、子どもを産んで、家を建てて......。以前の世代が「当たり前」にたどってきたライフコースは、現在では成立しにくくなっている。若者の貧困化が進むなかで、結婚して子を持つことは、一部の層にしかできない「ぜいたく」になっているのではないか。 日では少子化が進んでいるが、この問題は「子を持てる(持てない)のは誰か?」という視点で見なければならない。子育て世代を経済力のレベルでグループ化し、子がいる人の比率を比較すると、身も蓋もない現実が露わに

    今の日本で子を持つことは「ぜいたく」なのか?
  • 「日本のメスザルは性的意図でシカ相手に疑似交尾」=レスブリッジ大学研究

    <サルとシカの交尾はパートナー探しに困窮した結果なのか、はたまた「文化的に維持される現象」の始まりか...> 日のサルに何やら奇妙な行動がみられる。 12月11日、カナダ・レスブリッジ大学の研究者が大阪府箕面に生息するニホンザル(以下、サル)に関する興味深いデータを発表した。タイトルは「ニホンザルからシカへの異質性的行動の定量的研究」。メスザルがシカ相手に性的目的で近づき、実際の交尾はしていないものの性的行為に及んでいるというのだ。 実は「サルとシカの交尾」は今年1月に権威のある霊長類専門学術誌プリマーテスで、鹿児島屋久島のケースが報告されている。このときはオスザルがメスジカと交尾しようとする場面が捉えられたが、サルが性的な動機で行動しているかどうか曖昧だった。 性的な目的でシカを追いかけていた 最新の調査結果は、メスザルにとって性的刺激や交尾などの性的な目的を持つ行為であることを示唆す

    「日本のメスザルは性的意図でシカ相手に疑似交尾」=レスブリッジ大学研究
  • 「酒に酔うと外国語がうまくなる」:欧州の研究者らが実験で確認

    <英リバプール大学とオランダのマーストリヒト大学が行った研究で、適度にアルコールを摂取すると、外国語を話す能力が向上するとの研究成果を発表した> 「酒の上のから元気」を意味する英語の慣用句に"Dutch courage"(直訳すると「オランダ人の勇気」)という言葉がある。 これは17世紀ヨーロッパの三十年戦争の頃、イングランド兵が戦闘前にオランダ製のジンを飲んだ故事に由来するが、英国とオランダの共同チームはこのほど、飲酒が脳に及ぼす影響により外国語を話す能力が向上するとの研究成果を発表した。少なくとも外国語の話者には、酒の上のから元気がプラスにはたらくと言えそうだ。 テストの手法 英リバプール大学の研究者らがオランダのマーストリヒト大学と共同で行った研究で、英国精神薬理学会が発行する学術誌に論文が掲載された。 研究チームによるテストは、ドイツ語を母国語とし、最近オランダ語の会話と読み書きを

    「酒に酔うと外国語がうまくなる」:欧州の研究者らが実験で確認
  • 人はロボットともセックスしたい──報告書

    <セックスロボットといたす予感を抱いている男女は意外に多い> 人はそれが可能になればロボットとでもセックスをするのだろうか。人とロボットはどんな関係を持つのだろうか。売春婦や売春宿も、働いているのがロボットなら合法化されるのか。性的な癒しや治療には役立つのか。性犯罪は減少するのだろうか。 ──オランダの非営利団体リスポンシブル・ロボティクス財団(FRR)がこの夏発表した報告書の問いかけだ。それによれば、現代の成人は、AI人工知能)と親密かつ人とそっくりの関係を築く心の準備ができているようだ。 「性的欲求を満たすセックスドールこそが、ロボットが未来のセックスで担う新しい役割だ」と報告書の著者は書く。「最高にリアルで親密に感じられるセックスロボットを開発し、それを適正な価格で提供できる企業こそ、最大のシェアを手にするだろう」 現在市販されている人型のセックスロボットの一部は動けるが、セックス

    人はロボットともセックスしたい──報告書
  • 自転車大国オランダ、信号機を消してみたら起きたこと...

    自転車が急増し、自転車に合わせたインフラが求められているアムステルダム。そこで、ある交差点の信号機をオフにしてみた。そこで起きたこととは> 都市部では約7割が自転車移動 オランダは、人口1000人当たりの自転車台数が1000台で、自転車が国民の生活に浸透している(欧州委員会調べ)。特に首都アムステルダムの中心部では複数台の自転車を使い分ける人もおり、市内の自転車台数は約84万7000台と、人口(約81万人強)を上回っている(アムステルダム市公式サイト)。9月27日付の英紙ガーディアンによると町の中心部では交通の70%近くが自転車で、そのためもっと自転車用に合ったインフラが求められているという。そこで、2016年5月に、アムステルダム市はあることを試験的に行った。交差点から信号を失くしてしまうのだ。 アレクサンダープレインは、アムステルダム中心部近くにある、市内でも交通量が多い交差点だ。そ

    自転車大国オランダ、信号機を消してみたら起きたこと...
    n_pikarin7
    n_pikarin7 2017/10/11
    人間のノンバーバルコミュニケーション能力ゆえに可能で、AI自転車には無理かな?
  • 日本はなぜここまで教育にカネを使わないのか

    教育への日の公的支出が少ないことはよく知られているが、子ども1人あたりの支出額で見てもOECD加盟国で最低レベルだった> 日は経済大国だが、教育にカネを使わない国であることはよく知られている。その根拠とされるのが、GDP(国内総生産)に占める公的教育費の支出額の割合だ。 今月公表されたOECD(経済協力開発機構)の2017年版の教育白書によると、2014年の日の数値は3.2%と加盟国の中で最も低い。ここ数年は最下位を免れていたが、再び不名誉なランキングに転落してしまった。 しかし日少子化が進んで子どもが少ないので、この割合が低いのは当然という見方もできる。子ども人口比が15%の国と30%の国を同列で比べるのは公平ではない。そこで、子ども・若者1人あたりの額を試算して比較してみる。 2014年の日の名目GDPは4兆8531億2100万ドルなので,先ほどの比率(3.2%)をかけて

    日本はなぜここまで教育にカネを使わないのか
  • 自転車シェアリングが中国で成功し、日本で失敗する理由

    英マンチェスターに進出したモバイクのシェア自転車。日でも8月に札幌でサービスを開始した Phil Noble-REUTERS <日では「中国自転車シェアリングが問題を起こした」ことしか報道されないが、実際には問題をはるかに上回る社会革命を起こしている。とくに日自転車シェアリングと比べればその利便性は雲泥の差だ。ぜひ中国に行って見てきてほしい> 2016年に登場したと思ったら、あっという間にすっかり中国の都市生活に浸透した自転車シェアリング。それがいま曲がり角を迎えている。シェア自転車は、町中ですぐに見つけることができ、好きなところに乗っていって、そこで乗り捨てればいい、という便利さで多くの利用者を引きつけてきた。だがその便利さの裏側では、膨大な数の自転車が路上に放置され、通行の邪魔になるばかりでなく、視覚障害者用の点字ブロックや消火栓への通路をふさぐなどの問題が起きている。 そう

    自転車シェアリングが中国で成功し、日本で失敗する理由
    n_pikarin7
    n_pikarin7 2017/09/14
    いや、FeliCa登録するのも面倒だったぞ。この記事の要点はそこじゃないしな…
  • アルカイダがミャンマーに聖戦を宣言----ロヒンギャ迫害の報復で

    アルカイダの元指導者ウサマ・ビンラディン(右)殺害に抗議するパキスタンのイスラム主義者たち(2011年) Naseer Ahmed-REUTERS <ISISの台頭で一時目立たなくなっていた9.11の首謀者アルカイダが動き出した。まずはイスラム教徒の少数民族ロヒンギャを迫害するミャンマーを攻撃して勢力拡大を狙う> ミャンマー軍がイスラム系少数民族ロヒンギャの武装勢力に対し大規模な報復攻撃を行い、混乱が広がるなか、9.11米同時多発テロで悪名を馳せた国際テロ組織アルカイダが、不穏な動きをみせている。イスラム教徒のロヒンギャを迫害したミャンマー政府は当然の報いを受けることになると、警告を発した。ロヒンギャ危機を口実に攻撃を仕掛け、勢力範囲を拡大しようというのだ。 「ムスリムの同胞に対する残虐な処遇を......懲罰なしに看過するわけにはいかない。ミャンマー政府はムスリム同胞が味わった苦痛を味わ

    アルカイダがミャンマーに聖戦を宣言----ロヒンギャ迫害の報復で
  • 中国「三峡ダム」危機--最悪の場合、上海の都市機能が麻痺する

    <四川省で起きた大規模な山崩れは、当に大雨だけが原因なのか。世界最大の三峡ダムが一帯で大地震を頻発させているという指摘があり、さらには砂礫により、ダムそのものも機能不全に陥っている> 6月24日、中国・四川省で大規模な山崩れが発生した。中国メディアによれば、住宅62戸が土砂に埋まり、120人以上が生き埋めになったという。山崩れの現場は、四川大地震と同じ場所であり、ここ数日、大雨が降りつづいて地盤が緩んでいたことが原因だとされる。だが原因はそれほど単純なものではないだろう。 2008年5月に発生した四川大地震はマグニチュード7.9を記録し、甚大な被害をもたらした。震源地近くでは地表に7メートルの段差が現れ、破壊力は阪神・淡路大震災の約30倍であった。 専門家は、四川盆地の北西の端にかかる約300キロにわたる龍門山断層帯の一部がずれたために起きたと分析し、これによって地質変動が起こり、龍門山

    中国「三峡ダム」危機--最悪の場合、上海の都市機能が麻痺する
  • 「知能が遺伝する」という事実に、私たちはどう向き合うべきか?

    <行動遺伝学の研究によって、「知能は遺伝する」ことが明らかになってきました。そして、収入に与える遺伝の影響は、歳を取るほど大きくなる...。私たちはこのショッキングな事実とどうやって向き合うべきなのでしょうか?> 体格や運動能力が遺伝することを何となく受け入れている私たちですが、頭の善し悪しが遺伝すると語るのはどうもタブーになっているようです。 「頑張って勉強さえすれば、誰でも同じように頭はよくなる」 学校の先生や親はそう言いますが、「行動遺伝学」によって、あらゆる能力のだいたい50%は遺伝によって説明できることがわかってきました。 ならば勉強することはムダなのでしょうか? 才能は遺伝ですべて決まるのでしょうか? 英才教育に効果はあるのでしょうか? 収入と遺伝に関係はあるのでしょうか? 行動遺伝学の第一人者、安藤寿康教授の最新刊『日人の9割が知らない遺伝の真実』では、遺伝にまつわる俗説を

    「知能が遺伝する」という事実に、私たちはどう向き合うべきか?
  • 宇宙国家「アスガルディア」構想が始動:軌道上から地球を防衛、国民も募集中

    ロシアや米国など4カ国の宇宙開発専門家らのグループが、衛星軌道上に独立国家「アスガルディア」を建設する構想を発表した。米ニュースメディアのビジネスインサイダーなどが報じている。 構想の概要 グループはパリで10月12日に記者会見を行い、プロジェクトのウェブサイトも公開した。同サイトによると、アスガルディアという名称は、北欧神話に登場する神々の住む国「アースガルズ」に由来(同じく北欧神話に着想を得たアメコミヒーロー映画『マイティ・ソー』でも、神々の住む星「アスガルド」が描かれている)。地上ではなく天空に浮かぶ史上初の「宇宙国家」を目指し、独自の憲法も整備するという。 人類初の人工衛星スプートニク1号が打ち上げられてから60周年にあたる2017年に、プロトタイプの人工衛星を打ち上げる計画だとしているが、技術的な詳細は明かされていない。ビジネスインサイダーの記事は、将来的な目標として、小惑星の資

    宇宙国家「アスガルディア」構想が始動:軌道上から地球を防衛、国民も募集中
    n_pikarin7
    n_pikarin7 2016/10/14
    カッコいいけど、SFだとだいたい、孤独でつまらない仕事として描かれるやつだよねこれ。
  • 死亡事故のテスラは自動運転車ではなかった | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    <事故で死亡したドライバーが乗っていたテスラ車は「運転支援」は搭載しているが当局規定の「自動運転車」ではない。例え運転支援機能があっても、ドライバーは注意を怠ってはならないし、この事故によって自動運転の開発が滞ることもあってはならない>(写真は事故にあったのと同型のテスラ車) 今年5月にフロリダ州で発生した交通事故で、運転支援機能が搭載されたテスラのセダンのドライバーが死亡していたことについて、多くのメディアが「自動運転で初めての死亡事故」と報道した。ここで理解しておかなくてはならないのが、事故にあったテスラは自動運転車ではないことだ。アメリカ運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が「レベル4」や「レベル3」と区分している自動運転車、つまり「走行中に、安全上必要なすべての動作を自動で行う」ものでも、「特定の状況で、安全上必要なすべての動作を行う」ものでもない。 「手を離していい」故の勘違い

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  • 数学の「できない子」を強制的に生み出す日本の教育

    <日の生徒の数学(算数)の能力は国際比較で見れば平均的な水準よりもはるかに高いが、グループ内で順位を付けるため強制的に「できない子」が生み出されている> 国際学力調査としてはOECD(経済協力開発機構)が3年おきに実施している「PISA(学習到達度調査)」が有名だが、IEA(国際教育到達度評価学会)の「TIMSS(国際数学・理科教育調査)」もよく知られている。こちらは5年間隔で、各国の数学と理科の学力を計測する調査だ(対象は小学4年生と中学2年生)。 日では子どもの理系離れが言われて久しいが、日の生徒の理系学力は実はかなり高い水準にある。2011年のTIMSSの結果によると、日の中学2年生の数学平均点は570点で、参加国(42カ国)の中で5位に入っている。 それなら日では数学が得意な生徒が多いかというと、そうではない。数学が得意と答えた生徒は12%にすぎない。数学が得意と答えた生

    数学の「できない子」を強制的に生み出す日本の教育
    n_pikarin7
    n_pikarin7 2016/06/22
    絶対評価で100点取れるテストではなく、標準偏差描くようなテストやりつづければ、達成感を得られないまま成長するだろう。
  • モハメド・アリ、その「第三の顔」を語ろう

    <今月亡くなったモハメド・アリの、ボクサーや人権・平和活動家としての顔は知られているが、日では「話術師」としての一面はあまり知られていない。パックンが言葉の壁を乗り越えて、アリの表現者としての魅力を解説する> モハメド・アリが亡くなった日、大きなショックを受けた。そして、周りの人とその悲しみを分かち合おうとしたら、さらに大きなショックを受けた。 なんと、モハメド・アリを知らない日人が非常に多かった。 「アントニオ猪木と戦った人?」という友達もいれば「アトランタ五輪で聖火を点火した人」という友達もいる。「ああ、あの震えてた人ね」といった友達もいたが、キミはもう友達じゃない! 「ボクサーとしてだけではなく、人権運動家、反戦運動家として世界の弱者に勇気を与え、進化する時代の象徴となった大ヒーロー」と答えた友達は誰もいなかった。まあ、それは無理もないかもね。 とにかく、アリに関する情報は浸透し

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  • 本の「せどり」が合法なのに、なぜチケットのダフ屋は違法なのか

    <転売は商売の根幹なのに、チケットの転売だけがなぜか「ダフ屋行為」として禁止されている。禁止しているのは、法律ではなく、都道府県の迷惑防止条例。ダフ屋行為の何が、どんな理由で規制されているのだろうか> 先日、友人の誘いで、某ロックミュージシャンの引退ライブを満喫してきた。素晴らしい熱唱と、盛り上がる観衆の雰囲気を堪能したわけだが、それとは別に、初めて体験する出来事もあった。 ライブの入場チケットが電子化されていたことだ。 一般的な「紙」の入場チケットだと、転売されてしまうおそれがある。いわゆる「ダフ屋」が、チケットの価格を不当に吊り上げてしまう。 その弊害を避けるためなのか、そのライブのチケットは、デジタル的なデータとして観覧希望者の携帯電話やスマートフォンに組み込まれることが義務づけられ、入場のとき、画面に特定の「QRコード」を表示させたり、「おサイフケータイ」のようにかざしたりして、そ

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  • 未婚男性の「不幸」感が突出して高い日本社会

    <日では未婚率が上昇しているが、未婚男性の「不幸」感は諸外国と比較すると抜群に高い。日の未婚女性と比較してもその差は大きい。伝統的なジェンダー観が根強い日では、未婚男性が幸福を感じにくい社会になっている> 社会意識調査の定番の設問に「あなたは幸福ですか?」がある。性別や年齢別の比較、最近では正規雇用者と非正規雇用者の間で比較されたりするが、既婚者と未婚者でくらべてみるとどうなるだろうか。 日では未婚化が進んでいるが、「結婚がわずらわしい」という意識の変化と同時に、結婚したくてもできないという、非自発的な要素も大きいと考えられる。そうだとすると、「不幸」と感じる者の割合は、既婚者より未婚者の方が高いと思われる。年齢を重ねた中高年層にあっては、特にその傾向が強くなるだろう。 世界の主要国で、30~50代の中高年男女の不幸感がどう違うかを、既婚者と未婚者で比較してみた。<図1>が、そのグ

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