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エーコに関するnabesoのブックマーク (3)

  • 【レビュー・書評】バウドリーノ(上・下) [著]ウンベルト・エーコ - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    バウドリーノ(上・下) [著]ウンベルト・エーコ[評者]奥泉光(作家・近畿大学教授)[掲載]2010年11月14日著者:ウンベルト・エーコ・Umberto Eco  出版社:岩波書店 価格:¥ 1,995 ■驚異の旅の物語、虚構が魂に響く 小説に描かれる世界や問題は多種多様であるけれど、個々の作品の枠を超えてジャンルが密(ひそ)かに持ち続けている主題が一つある。それは虚構の現実性、ないし現実の虚構性の主題である。虚構として作られたもの、つまりは嘘(うそ)が、実際に人を動かす力になり、また逆に、人間のリアルな現実がじつは虚構にすぎない――。この虚構と現実をめぐる謎に小説家はずっと関心を持ち続けてきたのであり、メタフィクションが一貫して書かれてきた理由がここにある。小説内の現実が実は一つの虚構なのだと、小説内部で明かす技法は、虚構の不思議をそのまま主題にしたものだといえるだろう。 しかし虚構の

  • ウンベルト・エーコ『フーコーの振り子』

    先頭に立つ人は鋭いが、少し遅れて進む人は丸くて幅が広い。どちらが馬力を必要とするか。たぶん馬力の種類が、瞬発力と持続力のように、違うのだろう。エーコは後者だ。彼は鋭利な刃物ではなく、むしろ鈍器。先に立って新雪の中にルートを開くのではなく、全員の荷物を幅広い肩に背負って後から進むポーター。総括者、会計検査官、査定人。彼のような人物を出す段階になると、その文明は完成する。あるいは頂点を越える。そう言いたい誘惑に駆られる。 エーコは形を借りる。二つの長篇を通じてそれはいよいよ明らかになった。『薔薇の名前』は形式においては連続殺人を中心の謎として据えたミステリーだった。この小さな土台の上に、細密な歴史小説とか、ヨーロッパ思想史における正統と異端の問題とか、笑いとキリスト教の関係とか、さまざまな要素が山のように積み重なっていた。彼の腕力は相当なもので、このような多くの荷を積んだ車を、山を越え坂を越え

    nabeso
    nabeso 2007/06/20
    池澤夏樹による書評
  • 松岡正剛の千夜千冊『薔薇の名前』 ウンベルト・エーコ

    nabeso
    nabeso 2006/10/02
    編集工学。また読みたくなってきた
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