2006年7月20日の日本経済新聞のスクープにより、昭和天皇がA級戦犯合祀に不快感を示していたことを示す第一級の歴史資料が見つかりました。本論の主旨はその約1年前に書かれたものですが、この歴史資料の発見により、ほぼ実証されたと考えています。1988年当時の宮内庁長官富田朝彦氏のメモが見つかったもので、そこには昭和天皇が靖国に参拝されない理由が以下のとおりに明確に書かれていました。 「私は、或る時に、A級戦犯が合祀され、その上、松岡、白取までもが。筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが」 「松平の子の今の宮司がどう考えたのか。易々と。松平は平和に強い考があったと思うのに、親の心子知らずと思っている。だから、私はあれ以来参拝をしていない。それが私の心だ」 この報道のバックグラウンドの解説資料として本論文は最適かと思います。長文ですが、検索でこられた方は是非お読みください。 -----------
【ワシントン=鎌塚由美】米国の日刊紙クリスチャン・サイエンス・モニター二十一日付は東京発の特派員電で、靖国神社の戦争博物館である遊就館ルポを掲載しました。小泉首相の靖国参拝が近隣諸国の厳しい抗議を引き起こす「主な原因」として遊就館の展示を紹介。さらに、「日米開戦は強要された」とする靖国史観を取り上げています。 小泉首相が参拝は内政問題だと主張し、参拝を続けるうちに世界中が飽きて忘れるだろうと首相周辺が期待していることを同紙は挙げ、これが実現しないおもな原因は遊就館にあると述べています。遊就館の「罪を認めない国粋主義、天皇崇拝、軍隊賛美」は、「戦後の日本が『学んだ教訓』についてアジアの人々がなぜ懸念し続けているのかの根拠を如実に示している」と指摘しています。 同紙は全米各地に購読者を持ち、評論やニュース解説に重点を置いている新聞です。 米紙クリスチャン・サイエンス・モニター二十一日付はさらに
靖国についてはややこしいので今まで書くのを避けていたのだけれども、いつまでもひとりで考えていてもしょうがないので書いてしまおう。事実誤認やもっと良い考え方(の考え方)がある場合は是非ご指摘いただきたく。 今回の参拝、記帳もせず本殿にも昇らず、腰が引けていることこの上ない。一方で公用車を使ったあたり、きっとこれがパフォーマンスとして成り立たせるための最大限の譲歩だったのだろうと思われる。結論としては、小泉首相またはその周辺には、よっぽど中国と仲良くなってはいけない何かしらの事情があるに違いないと思わざるを得ない。陰謀論ですかそうですか。 靖国神社とはそもそも何かといった話や、A級戦犯がどうしたとかいう話はややこしいのでここでは置いておく*1。実際にそういった方向へ国内での議論が進むのは中国(と韓国)の思う壺だろうとも思う。考えねばならんのは、小泉首相の靖国参拝によって現実的に日本の外交がとり
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