ミツバチ失踪 農薬? 伝染病? 環境変化? 受粉できず果物高騰も (1/2ページ) 2009.4.9 23:59 果樹の受粉を行うミツバチが不足している。写真はハウスに設置された巣箱から飛び出してイチゴの花の受粉を行うミツバチ =23日、栃木県真岡市(荻窪佳撮影) ミツバチが昨年から激減する謎の現象が起きている。農林水産省は寄生ダニが発生する病気などで大量死したのではないかと推測しているが、真相は分かっていない。農家では、イチゴやメロンなどの受粉作業にミツバチを使っているため、栽培に深刻な影響も出ており、果物の価格高騰につながりかねない。「自然環境が変化しているのか」と不安を募らせる関係者も出ている。 「ミツバチが足りない」。昨年以降、全国各地の農家から、こんな苦情が農業団体などに寄せられるようになった。イチゴやメロンなど、果実を育てるには、花粉をオシベからメシベに受粉させる必要がある。