【水戸】茨城県と茨城県中小企業振興公社は、9月に「いばらき生産性向上人材育成スクール」を開設する。振興公社は従来も技術・IT関係の専門家「テクノエキスパート」を中小企業に派遣して生産性向上の支援に取り組んできたが、今回は新たに企業内部の人材育成による支援に着手する。大手企業からのコスト低減や納期短縮の要求が高まっている現状を踏まえ、県内中小製造業の現場リーダー候補者などを対象に、生産現場を改善する能力を養う。7月から受講者募集を始める予定。 モノづくりのベテランを指導者として再教育する東京大学大学院経済学研究科の「ものづくりインストラクター養成スクール」と連携する。講義で同スクールと同じ教材を使用するほか、スクール運営に関する助言を受ける。同スクール卒業生の本堂一郎氏がいばらき生産性向上人材育成スクールの校長と講師を務める。 県内に事業所を持つ中小企業の現役社員で製造現場リーダーやその候補