「仏説五十頌聖般若波羅蜜経」の書き下し文をつくってみた。 今まで書き下し文はなかったようで、そのためかほとんど読まれていないお経だと思う。 とても簡潔に仏教のエッセンスを伝えているお経だと思うし、本文の中でこの経典を読誦すれば速やかに悟りをひらくと言われているのもなるほどと思う。 同じく短い般若経典である般若心経が、五蘊皆空を説くものの具体的な実践方法についてはほとんど何も説かないのに対し、五十頌聖般若波羅蜜経は、般若波羅蜜(智慧)と経中のさまざまな実践方法が一つであることを説いており、智慧の実現化としても智慧を磨くためにも八正道等が不可欠であることを説いている。 せめても、般若心経の十分の一でもよく読まれるようになれば、具体的な生き方として、仏教の精神や智慧が日本にも生きるのではないかと私は思う。 多くの人に読んで欲しい、すばらしい経典だと思う。 なお、この経典はある程度仏教に対する知識
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