この記事は Rustその2 Advent Calendar 2016 20日目の記事としてかかれました。 環境と対象読者 この記事に含まれるコードは rustc 1.13.0 (2c6933acc 2016-11-07)の Rust Playgroundまたはここで動くことを確認しました。 最適な対象読者としてはrustで並行処理するアプリケーションを これから書きたいと思っている人です。 std::threadの罠 rustの標準ライブラリのstd::threadを用いて並行処理を書きたい時に 例えばこういうような処理が例示されるかと思います。 use std::thread; fn add_one(x: i32) -> i32 { x + 1 } fn main() { let y = 1i32; let handle = thread::spawn(move ||{println!(