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ブックマーク / www.e-healthnet.mhlw.go.jp (75)

  • ストレスコーピング

    ストレスコーピング(すとれすこーぴんぐ) / stress coping / ストレスの基にうまく対処しようとすること。問題焦点コーピングと情動焦点コーピングに分けられる。 ストレスの基(ストレッサー)にうまく対処しようとすることを、ストレスコーピングといいます。 ストレッサーによって過剰なストレスが慢性的にかかると心身へのさまざまな悪影響が考えられるため、健康を維持するにはうまくストレスコーピングすることが必要になります。 ストレスコーピングの方法は、大きく以下の2つに分けられます。 問題焦点コーピングストレッサーそのものに働きかけて、それ自体を変化させて解決を図ろうとすること (例:対人関係がストレッサーである場合、相手の人に直接働きかけて問題を解決する)情動焦点コーピングストレッサーそのものに働きかけるのではなく、それに対する考え方や感じ方を変えようとすること (例:対人関係がストレ

    ストレスコーピング
  • アルコールと高尿酸血症・痛風

    健康診断などで、尿酸値が7.0mg/dLを超えている場合に高尿酸血症と判断されます。成人男性の20%が高尿酸血症であると言われています。高尿酸血症は痛風関節炎だけでなく、腎障害やメタボリックシンドローム、心血管障害とも関連があります。原因のひとつにアルコール摂取があるため、高尿酸血症を指摘されたときにはお酒との付き合い方を見直してみましょう。 アルコールは体の中の尿酸値を上げる方向に働きます。アルコールが尿酸値を上げる理由には3つあります。 アルコールは体内のエネルギー源であるATPといわれる物質の分解を進めてしまいます。その結果ATPが分解されることでプリン体が増え、そのプリン体はやがて尿酸として体の中に溜まります。 腎臓の機能低下により、尿酸が体から出にくくなり、体の中に溜まっていきます。 アルコールと一緒にプリン体を多く含んだべ物を多くとってしまうことです。具体的にはレバー、いわし

    アルコールと高尿酸血症・痛風
  • 行動変容ステージモデル

    行動変容ステージモデルでは、人が行動を変える場合は「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つのステージを通ると考えます。行動変容のステージをひとつでも先に進むには、その人が今どのステージにいるかを把握し、それぞれのステージに合わせた働きかけが必要になります。 行動変容ステージモデルとは、1980年代前半に禁煙の研究から導かれたモデルですが、その後事や運動をはじめ、いろいろな健康に関する行動について幅広く研究と実践が進められています。行動変容ステージモデルでは、人が行動(生活習慣)を変える場合は、以下の【図】のように「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つのステージを通ると考えます。 図: 行動変容ステージモデル 行動変容のステージを一つでも先に進むには、その人が今どのステージにいるかを把握し、それぞれのステージに合わせた働きかけが必要にな

    行動変容ステージモデル
  • なぜ全身持久力が必要なのか -健康と全身持久力の関連性

    全身持久力はスタミナや粘り強さのことをいいます。運動生理学の分野では、最大酸素摂取量という指標によって全身持久力を評価します。最大酸素摂取量が多い人は心血管系疾患の罹患率や死亡率が低いことがいくつかの研究で明らかにされています[1][2]。つまり全身持久力を高めることは、健康づくりに役立つといえます。 「彼はスタミナがある」というような言い方をしますが、このスタミナや粘り強さが「全身持久力」です。全身持久力は、長時間身体を動かすことのできる能力を意味し、学校の体育の時間などでは800m走などの記録時間を計って評価します。しかしこのような持久走の記録では、その日の体調や心理的な影響が強く反映されてしまいます。そのため運動生理学の分野では、特別な実験室を使って最大酸素摂取量という指標を算出します。 最大酸素摂取量とは「1分間に体内に取り込まれる酸素の最大量」をいいます。酸素は体内で化学的なエネ

    なぜ全身持久力が必要なのか -健康と全身持久力の関連性
  • 酔い方の異常

    飲酒してアルコール血中濃度に応じた通常の酩酊を単純酩酊と言います。一方で血中濃度に対応しないような著しい興奮や幻覚などの精神症状を伴うような酔い方があり、異常酩酊として区別されます。一般的に酒乱と呼ばれる酔い方はこれに含まれます。 多くの人が経験しているように酔い方には個人差があります。笑い上戸・泣き上戸などの言葉で、古くより酔い方が様々であることは経験的に知られています。酔いは、アルコールが脳機能に作用することによってもたらされます。脳機能にどのように作用するかは個人差があるため、酔い方にも個人差が生じてきます。通常は体内のアルコール濃度が上昇するにつれて、爽快感のある状態⇒感情の抑制が無くなり多弁になったり大声で騒いだりする状態⇒意識朦朧となり会話が成り立たなくなる状態、といった経過を辿ることが多いのですが、なかには少量のアルコールで脱抑制が生じて多弁になる人もいますし、すぐにウトウト

    酔い方の異常
  • 用語辞典項目飲酒 / アルコールによる健康影響

    アルコール性認知症 アルコールの大量摂取が原因と考えられる認知症のこと。ウェルニッケ・コルサコフ症候群と同じという意見もある。 → アルコール性認知症 用語詳細へ

    用語辞典項目飲酒 / アルコールによる健康影響
  • 共依存

    共依存(きょういぞん) 依存症者に必要とされることに存在価値を見いだし、ともに依存を維持している周囲の人間の在り様。 例えばアルコール依存症のは、依存症に巻き込まれた被害者と言えます。一方で家族研究から、アルコール依存症者のそばで病気の維持に手を貸している面があり、間接的にアルコールに依存しているという「共依存」ではないかという考えがでてきました。共依存者は被害者であるとともに共犯者でもあり、相手(依存症者)に必要とされることで自分の存在価値を見いだすためにそのような相手が必要であるという、自己喪失の病気であるといえます。 共依存の例として以下が挙げられます。「1. いつも飲まないように口うるさくして、人の否認を増強させている関係」「2. 世話焼きをし過ぎることで、人がアルコール問題に直面しないようにしている関係」「3. 夫のアルコールによる失敗の後始末をして、世間にはアルコール

    共依存
  • 活動量の評価法

    比較的大規模な集団の活動量を評価する場合には、質問紙法や活動記録法が用いられることが一般的ですが、得られた結果の妥当性や再現性は対象者の年齢や活動特性に依存します。一方で加速度計は入浴などを除き、基的には機器の装着のみで活動量を測定できるため、幅広い対象者に用いることが可能です。 活動量の評価法は多岐にわたっており、各評価法により出力される活動量の単位も熱エネルギー(kcal)・時間・頻度・スコア(任意の単位)と多様です。各評価法の用途はその目的に応じますが、比較的大規模な集団の活動量を評価する場合には質問紙法や活動記録法を用いることが一般的です。 特に身体活動量評価の国際標準化をねらいとしたInternational Physical Activity Questionnaire(IPAQ)やGlobal Physical Activity Questionnaire(GPAQ)は、汎

    活動量の評価法
  • 飲酒のガイドライン

    厚生労働省の示す指標では、節度ある適度な飲酒は1日平均純アルコールで20g程度の飲酒ということになります。また女性や高齢者、飲酒後にフラッシング反応を起こす人は、これより飲酒量を少なくすべきであると推奨しています。これらのガイドラインと既存のエビデンスから、健康を守るための12の飲酒ルールを提案します。 1. 節度ある適度な飲酒 厚生労働省は「健康日21(第一次)」の中で「節度ある適度な飲酒」を以下のように定義しています。このガイドラインは数値を明確に示した点では画期的といえるものです。 「通常のアルコール代謝能を有する日人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。」 「飲酒量の単位」の項でも説明していますが、20gとは大体「ビール中ビン1」「日酒1合」「チューハイ(7%)350mL缶1」「ウィスキーダブル1杯」などに相当します。この数値は日

    飲酒のガイドライン
  • 歯の喪失の実態

    高齢になると残っている自分の歯の数は少なくなり、後期高齢者の平均値は約16で、約3割の人が総入れ歯を使っています。しかし昔に比べると歯の喪失状況は改善傾向にあります。国際的にみると日人の高齢者は比較的歯が残っているといえるようです。

    歯の喪失の実態
  • セルフ・エフィカシーを高めるポイント

    セルフ・エフィカシーとは、ある行動をうまく行うことができるという「自信」のことをいいます。人がある行動へのセルフ・エフィカシーを強く感じていると、その行動を行う可能性が高まると考えられ、セルフ・エフィカシーを高める主なポイントとしては、「成功経験」と「代理経験」が挙げられます。 セルフ・エフィカシーとは、ある行動をうまく行うことができるという「自信」のことをいい、日語では自己効力感と呼ばれます。人がある行動へのセルフ・エフィカシーを強く感じていると、その行動を行う可能性が高くなり、その行動をするための努力を惜しまず、失敗や困難を伴っても諦めにくいと考えられます。 厚生労働省の「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」では、例えば、18歳から64歳の成人に対しては「元気にからだを動かしましょう。1日60分」を勧めていますが、そのような身体活動に対して高いセルフ・エフィカシーを感

    セルフ・エフィカシーを高めるポイント
  • アスペルガー症候群について

    〒100-8916 東京都千代田区霞ヶ関1-2-2 © Ministry of Health , Labour and Welfare, All Rights Reserved.

    アスペルガー症候群について
  • アルコールの吸収と分解

    体内に摂取されたアルコールは、胃にあるうちはゆっくりと吸収され、小腸に入ると速やかに吸収されます。飲酒後の血中アルコール濃度は、事の有無やアルコール飲料の種類と飲み方、体格や肝臓の大きさなどによって異なります。アルコールの代謝のほとんどは肝臓で行われ、その人の持つ酵素の遺伝子型や飲酒習慣が深く関わっています。 1. アルコールの吸収と分布 アルコールは胃にあるうちはゆっくりと吸収され、小腸に入ると速やかに吸収されます。そのため胃から小腸への排出時間が速いと、どんどん血液に入って血中アルコール濃度が高くなります。事の有無やアルコール飲料の種類と飲み方によって、胃からの排出時間が異なるため、血中アルコール濃度も異なります。たとえば同じ量の純アルコールでも、事しながらビールを飲むより、空腹時に高濃度少容量のウイスキーや焼酎をストレートで飲むほうが血中アルコール濃度はかなり高くなります。この

    アルコールの吸収と分解
  • 酸化LDL

    酸化LDL(さんかLDL) / 変性LDL / 血中でコレステロールなどを運ぶ低比重リポたんぱく(LDL)が活性酸素などによって酸化されたもの。 活性酸素などフリーラジカルの作用によって、LDL(低比重リポたんぱく)が酸化変性されたものを指します。 酸化LDLは血管壁を傷つけ、健康な血管が来持っている血管拡張作用を損ないます。また酸化LDLが血管壁に沈着すると、白血球のマクロファージがこれを異物と見なして集まり、酸化LDLを次々に捕して動けなくなります。その残骸がプラークと呼ばれる粥状の物質となって血管壁にたまり、動脈硬化を引き起こします。 LDLの中心にはコレステロールエステルと中性脂肪が、外側にはリン脂質などが存在し、これらの脂質には酸化されやすい不飽和脂肪酸が含まれているため、活性酸素などフリーラジカルに攻撃され、酸化の標的となります。 酸化を引き起こす攻撃因子を酸化ストレスとい

    酸化LDL
  • 高尿酸血症の食事

    高尿酸血症は何らかの原因によって血液中の尿酸が異常に多いものです。血液中の尿酸値が異常に高い状態が続くと、尿酸が関節(特に足の指)などに沈着して腫れ上がり、激痛(痛風発作)を覚えます。かつてはお金持ちの病気と考えられ「帝王病」「贅沢病」といわれていましたが、その発症に生活習慣が深くかかわる生活習慣病のひとつです。患者の多くに肉・大酒・肥満が特徴的に見られ、脂質異常症・糖代謝障害を合併しています。 高尿酸血症の事療法では「肥満の解消および予防を目的とした適正エネルギー摂取」「尿酸の原料となるプリン体の過剰摂取制限」「飲酒習慣がある場合は適正飲酒」「尿酸の排泄を助けるために十分な飲水」を行います。 高尿酸血症は、尿酸が作られる量が多すぎること、もしくは尿酸が上手に排泄されないこと、およびその両方が重なることが原因となります。 わたしたち人間の体の中では、新陳代謝によって細胞が分解されたりエ

    高尿酸血症の食事
  • フッ化物配合歯磨剤

    フッ化物(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)・フッ化ナトリウム・フッ化第一スズ)を含む歯磨剤です。幼児から高齢者まで生涯を通じて家庭で利用できる身近なフッ化物応用で、世界で最も利用人口が多い方法です。 日常的に適量のフッ化物配合歯磨剤を使って歯みがきをすることにより、口腔内にフッ化物を供給し、むし歯を予防します。この歯磨剤は医薬部外品で、効能・効果として「むし歯の発生および進行の予防」の記載が、医薬品・医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律で認められています。 フッ化物配合歯磨剤の種類 剤型としてはペースト状が一般的ですが、その他にジェル状、泡状や液状があります。薬用歯みがき類製造販売承認基準によりフッ化物イオン濃度は1,500ppmF以下に定められており、1,450ppmF程度までのものが販売されています。フッ化物イオン濃度としては1,450ppmF・950ppmF

    フッ化物配合歯磨剤
  • 脂質異常症(実践・応用)

    血液中の脂質の濃度が基準の範囲にない状態を脂質異常症といいます。動脈硬化性疾患にならないようにするためには、早期に脂質異常症を改善する必要があります。いずれの脂質も事からの摂取だけでなく、肝臓でも作られて血液で全身に運ばれますから、摂取する栄養素の量と組み合わせを調整して対応しましょう。 血中LDLコレステロールを下げるためには、体重を適正にし、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロール摂取量を制限し、不飽和脂肪酸を過不足なくとり、物繊維を積極的にべるようにします。トリグリセライドを下げてHDLコレステロール濃度を上げるためには、適正体重を目指す(維持する)よう総エネルギー摂取量に考慮します。そして、炭水化物エネルギー比率を50~60%の中で低めに設定し、アルコールを制限して、n-3系多価不飽和脂肪酸のEPAやDHAを確保します。高カイロミクロン血症の場合は中鎖脂肪酸の利用も考えまし

    脂質異常症(実践・応用)
  • 快眠と生活習慣 | e-ヘルスネット 情報提供

    快眠のための生活習慣にはふたつの役割があります。ひとつは直接的な役割で、「運動」や「入浴」のように習慣そのものが直接的に快眠をもたらす場合です。もうひとつは間接的な役割で、良い習慣で体内時計を24時間にきっちりと調節すれば、規則正しい睡眠習慣が身に付いて快眠が得られます。そのための習慣として「光浴」があります。そしてこれらの習慣はそれを行うタイミングが重要なことも分かっています。 快眠はまずは規則正しい生活から 様々な生活習慣がありますが、睡眠も生活習慣そのものです。そして快眠は規則正しい睡眠習慣から生まれることを忘れてはいけません。どんなに健康的に運動をしても、バランスの良い事を心がけても、布団に入る時刻が毎日ばらばらであれば、快眠は得られません。 なぜ規則正しいことが必要なのでしょうか。体の中には体内時計があり、睡眠のタイミングを決めるだけではなく、前もってホルモンの分泌や生理的な活

    快眠と生活習慣 | e-ヘルスネット 情報提供
  • β-エンドルフィン

    β-エンドルフィン(べーた-えんどるふぃん) / β-endorphin / ベータ・エンドルフィン / 脳内で働く神経伝達物質の一種。鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られるため、脳内麻薬とも呼ばれる。 脳内で働く神経伝達物質「エンドルフィン」のひとつで、モルヒネと同じような作用をする物質です。 エンドルフィンは、子牛や豚の脳から発見されたもので「体内で分泌されるモルヒネ」を意味しています。モルヒネの数倍の鎮痛効果があり、気分が高揚したり幸福感が得られるという作用があります。 エンドルフィンにはアルファ(α)・ベータ(β)・ガンマ(γ)の3つがあり、β-エンドルフィンはその中でも苦痛を取り除くときに最も多く分泌されます。 マラソンなどで苦しい状態が一定時間以上続くと、脳内でそのストレスを軽減するためにβ-エンドルフィンが分泌され、やがて快感や陶酔感を覚える「ランナーズ・ハイ」と呼ばれる

    β-エンドルフィン
  • 栄養・食生活

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