島根県・竹島に韓国の李明博大統領が強行上陸して以降、日韓両国の亀裂が深まっている。この事態に頭を抱えるのが、韓国ツアーなどを企画する旅行業界の関係者たちだ。日本での反韓感情や現地での反日感情の高まりを受けて、日本から韓国への「旅行客が激減するのではないか」(旅行業者)と危ぶんでいる。 「正直言って怖いですね。これ以上、問題が大きくなってしまうと営業に影響が出かねません」 韓国旅行を専門に扱う都内の旅行業者は不安をこう口にする。 竹島領有問題を発端とした日韓の対立。野田佳彦首相からの親書を韓国政府が突き返したことで騒動は一気に激化した。 別の業者も「申し込み済みの韓国ツアーの日程延期や目的地の変更などが出てきた。9月から11月まで団体旅行や社員旅行などのシーズンに入るので、こうした動きが広がらないか心配」と危惧する。 旅行大手のHIS(東京都新宿区)では「2010年11月の(北朝鮮