今回はこのバッチモードでのEmacs Lispに焦点を当てて,テキストを処理するスクリプトやサーバーデーモンを書くためのテクニックを紹介したいと思います. ■■ バッチモードでの標準入出力 バッチモードでは一部の関数が標準入出力を扱うための関数に変化します.早速おきまりのスクリプトを書いてみましょう(リスト1). ------------------ <リスト1> hello.el (princ "Hello, world.\n") ------------------ princ関数は第一引数を標準出力に出力する関数です.このスクリプトを実行するにはターミナル上でEmacsを起動します(リスト2). ------------------ <リスト2> % emacs --script hello.el Loading subst-ksc... oading subst-gb2312...