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artscapeとphotoに関するnabinnoのブックマーク (3)

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    Burning with Desire: The Conception of Photography , Geoffrey Batchen ジェフリー・バッチェンが1997年に上梓した『Burning with Desire: The Conception of Photography(欲望に焦がれて 写真の着想=懐胎)』の邦訳。書はシドニー大学に提出された博士論文「写真のグラマトロジー」がもとになっており、バッチェンがヴァナキュラー写真論を展開する以前の代表的な仕事である。18世紀末から19世紀前半にかけて「自然の画像を定着させる」という身を焦がすような欲望に駆られた科学者や画家、発明家たちをバッチェンは「原写真家たち」と呼び、彼らの言説を詳細に掘り起こすことによって、「写真」という着想がその起源においてすでに懐胎していた複数性を提示する。バッチェンの主張は「写真」と呼ばれるひとつの発

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    La Chambre claire: Note sur la photographie, Roland Barthes 1980年に出版されたロラン・バルトの最後の著作。亡くなって間もない母の少女時代の写真(「温室の写真」)を中心に据え、自伝と写真論、追悼文と小説とを交錯させたようなテクストである。一人称単数形で語る主体として登場するバルトは、私的な感情から出発して写真の質を掘り下げていくのであるが、第一部では記号論的な分析が展開されるものの、突然「前言取り消し」が行なわれ、第二部では一転して写真の光とその指示対象へと向かう。言い換えれば、記号としての写真にかわってその触覚性や時間性が前景化されるのである。母親の写真を一枚一枚辿っていくという現象学的な方法でバルトが見出した写真の質は、「それはかつてあった」という「実在」との結びつきであり、安定した読み取りの体系に亀裂を生じさせる「手に

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  • 増山たづ子「すべて写真になる日まで」:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2013/10/06~2014/03/02 IZU PHOTO MUSEUM[静岡県] こういう展覧会を見ると、写真による“表現”とは何かということが、あらためて問い直されているように思えてくる。 1917年生まれの増山たづ子は、第二次世界大戦中に行方不明になった夫を待ちながら、農業と民宿を営んで、福井県との県境に近い岐阜県徳山村で暮らしていた。ところが、この山間の町に巨大ダム建設の計画が持ち上がり、村の大部分が水面下に没するという話が現実味を帯びてきた。増山は1977年頃から、簡単に撮影できる「ピッカリコニカ」で村の様子を「とりつかれたように」撮影し始める。その作業は徳山村が廃村になり、人も岐阜市内に移住した後になっても続けられ、2006年に88歳で亡くなるまでに約10万カットのネガ、600冊のアルバムに達したという。 やや色褪せたサービスサイズのカラープリントを中心にした展示を

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