1.2. シリアルコンソールを使う理由 普通のユーザーには、シリアルコンソールよりも、 直接つながっているキーボードと画面をコンソールにしている方が、 メリットは大きいものです。 シリアルコンソールはもっと低速で、 80桁24行の画面を埋めるのにかかる時間は 1 秒にもなります。 それに普通は、 非プロポーショナルフォントの ASCII テキストしかサポートしませんし、 英語以外の言語サポートも限られています。 価格にしても、中古の PC より新品の端末の方が高額になることがあります。 それでもシリアルコンソールが役に立つ場面がいくつかあります。 それは、 遠隔地にあるコンピュータのシステム管理をする Linux は無人サイトに配置するのに適したオペレーティングシステムです。 それに DNS サービスや DHCP サービスといった、 ネットワークインフラの核になるサービスのホスティングにも