首謀者は「密輸男爵」=アルジェリア邦人拘束事件 首謀者は「密輸男爵」=アルジェリア邦人拘束事件 【カイロ時事】アルジェリア南東部で日本人らを人質に取った国際テロ組織アルカイダとつながるイスラム武装組織を率いるモフタール・ベルモフタール司令官は、麻薬や武器の密輸で影響力を持ち、「密輸男爵」とも呼ばれている。 司令官は、1990年代初めにアフガニスタンの「聖戦」に参加。アルジェリア総選挙後の92年の軍の実権掌握とイスラム勢力弾圧を機にしたイスラム過激派の活動活発化を受けて帰国、「武装イスラム集団」(GIA)に加わった。 その後、「サラフィスト布教戦闘集団(GSPC)」の創設に参画し、GSPCが合流した北西アフリカのアルカイダ系組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の指導者を務めた。アルジェリアの裁判所は、ベルモフタール司令官に死刑判決を下している。 AFP通信によると、隻