(CNN) 世界各国の首脳らが地球環境や経済発展の問題を話し合う「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)が20~22日、ブラジル・リオデジャネイロで開催された。同会議は環境と経済成長の両立を目指す宣言を採択して閉幕したが、環境団体からは「壮大な失敗」と批判する声が上がっている。 リオ+20は、1992年に同市で開催された地球サミットから20周年の機会に合わせて開催され、各国首脳約100人を含む約4万人が出席した。ただ、オバマ米大統領やメルケル独首相ら、主要国首脳の欠席も目立った。 会議は22日、「我々が望む未来」と題した53ページに及ぶ宣言を採択して閉幕。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は「リオ+20は根本原則を確認し、新たな方向を指し示した」と評価する声明を出した。 しかし、国際環境保護団体グリーンピースのクミ・ナイドゥ事務局長は、「会議は始まる前から終わっていた」「提案された約束や目