シビレエイ目(シビレエイもく、痺鱝目・痺鱏目、麻魚[2]、木勺鯆[3]、Torpediniformes)は、軟骨魚綱板鰓亜綱の下位分類群で、エイのグループの一つ。2科12属60種を含む。捕食・防御のための発電器官を持つことで知られ、その電圧は8-220ボルトに達する[4] タイプ属はヤマトシビレエイ属 Torpedo で、これはラテン語で「麻痺した」を意味する torpere に由来する。 形態[編集] 1対の発電器官。 体盤は丸い。背鰭は2基で、大きく丸いが、タイワンシビレエイ科では退化する場合もある。尾は筋肉質で太く、尾鰭はよく発達する。体は柔らかくて分厚く、皮膚は棘・皮歯を欠く。1対の発電器官は腎臓型で、胸鰭の基部にある。吻は、タイワンシビレエイ科では大きく幅広いが、ヤマトシビレエイ科では欠く。口、鼻孔、5対の鰓裂は体盤下面に位置する[4][5]。鱗はなく、体表は滑らかである。 10