中国で最も注目されるスタートアップ企業でさえ資金集めに苦しんでいる状況というのは芳しくない。 テクノロジーのイノベーションを目指す3社が今年、資金調達を延期するか取りやめている。中国の驚異的なテクノロジー新興企業ブームが細り始めている新たな兆しだ。 ソフトバンクグループが出資するトラック配車アプリのフル・トラック・アライアンス(満幇集団)は最大10億ドル(約1070億円)を集める計画だったが実現せず、今は最終利益を重視している。 人工知能(AI)関連の新興企業として評価額世界一のセンスタイム・グループ(商湯科技)は数カ月前、20億ドル程度の調達に向けて準備を始めていると事情に詳しい関係者が明らかにしたが、今は調達目標額などを定めない投資家説明会を開いているという。 フレキシブルディスプレーなどを生産するロヨル(柔宇科技)は、10億ドル程度を目標とする資金調達ラウンドの検討を数カ月前に始めた
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