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It is a shame that Shinya Yamanaka’s recent Nobel prize had to be tainted by the shenanigans of Hisashi Moriguchi, the University of Tokyo project scientist who fabricated a story about having used Yamanaka’s fêted technology on induced pluripotent stem (iPS) cells to treat patients who had heart failure. The poor quality of journalism that led to the story being so widely reported was not an isol
読売新聞は、10月11日朝刊1面「iPS心筋を移植」の記事で虚偽説明をした森口尚史(ひさし)氏(48)への取材などに基づき、これまでに掲載した計7本の本紙記事(東京本社発行版)を検証した。 検証では、数々の疑問点を森口氏に改めてただしたほか、多数の専門家にインタビューするなど、裏付け取材を尽くした結果、6本の記事に書かれた研究には実態がなく、これらの記事は誤報と判断せざるを得ないとの結論に達した。 ◆〈1〉「iPS心筋を移植 初の臨床応用 ハーバード大 日本人研究者 心不全患者に 2月に治療 社会復帰」(10月11日朝刊1面)◆ 森口氏は6件の移植のうち1件は「実施した」と強調するが、今月13日の米ニューヨークでの記者会見で、「今年2月」としていた手術日を突然、「昨年6月」に変えた。読売新聞が森口氏に改めて聞くと、米ハーバード大近くにあるマサチューセッツ総合病院とは別の病院名を挙げ、そ
東京大は19日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)の臨床応用の大半を虚偽と認めた同大病院特任研究員の森口尚史氏(48)を懲戒解雇処分にした。処分は同日付。 森口氏は、iPS細胞から作った心筋細胞を重症の心不全患者に移植する手術を6人の患者に実施したと主張したが、東大は「少なくともそのうち5件は虚偽の発表だった」と判断。「名誉、信用を著しく傷つけた」とした。残り1件についての調査は、今後も続けるとしている。 森口氏は過去の論文で、東大の「iPS細胞バンク研究室」と、実在しない研究室の所属を名乗っていた。東大によると、森口氏は「研究機関の今後の調査に協力する」と話しているという。森口氏、近所に「東大教授に」「ノーベル賞候補に」
iPS細胞(人工多能性幹細胞)の臨床応用を行ったと森口尚史(ひさし)氏(48)が主張し、一部メディアが報道した問題で、東京医科歯科大は18日、調査委員会を開き、森口氏の恩師で、19本の共著論文がある佐藤千史・同大教授の関与について「データの検証もせずに論文に名を連ねるのは、研究者にあるまじき行為」として、佐藤教授を処分する方針を決めた。 具体的な処分は、懲戒委員会を開いて決める。 調査委員長の森田育男・教育担当理事によると、佐藤教授は、共著の論文について、専門外のテーマなのに、論理的な矛盾がないか判断しただけで、データの検証はしていなかったという。同委員会は「こうした行為は軽率で、本学の名誉を著しく損ねた」と判断した。 今回のiPSの臨床応用を発表する予定だった国際会議の抄録案にも、佐藤教授は名を連ねていた。 関連リンク森口氏、東大の聴取にも主張変えず 「iPS臨床応用」(10/16
東京大学は、iPS細胞を使ったヒトへの移植を巡り虚偽の発表をしたとして、特任研究員の森口尚史氏を19日付けで懲戒解雇の処分としました。 処分を受けたのは、東京大学附属病院の特任研究員、森口尚史氏です。 東京大学によりますと、森口氏はiPS細胞から変化させた細胞を世界で初めて6人に移植したと発表しましたが、大学側が調査を行った結果、少なくとも5人については虚偽だったとしています。 東京大学は森口氏の行為は「大学の名誉や信用を著しく傷つけた」として19日付けで懲戒解雇の処分としました。 東京大学の磯田文雄理事は「あるまじき行為であり、厳正な措置をした。森口氏が関わった学術研究の調査は継続し、できるかぎり速やかに事実を明らかにしたい」とコメントしています。
前原誠司国家戦略担当相は16日の閣議後会見で、世界初のiPS細胞(人工多能性幹細胞)の臨床応用をしたと虚偽の発表をした森口尚史氏に対し、国が助成したプロジェクトから967万円が人件費として支出されていたことを明らかにした。 プロジェクトは内閣府などが次世代の若手・女性研究者を支援しているもので、329の研究が選ばれた。森口氏はこのうち、iPS細胞の凍結保存技術の確立などをテーマとする東京大学の研究に関わっていた。 前原国家戦略相によると、この研究には平成23年2月から26年3月までで総額1億6千万円が支出され、森口氏を雇用するための経費として23年3月から24年9月までの1年半で967万円が充てられた。 前原国家戦略相は森口氏に返納を求めるかについて、「貴重な税金を使っていることを鑑みれば、大事なのは研究内容がいかがなものだったのか、支出の中身が適切だったか(という観点)から判断されないと
iPS細胞(人工多能性幹細胞)の世界初の臨床応用をしたと虚偽の発表をした日本人研究者、森口尚(ひさ)史(し)氏(48)が15日、米国から帰国した。その後、所属先の東大病院から事情聴取を受け、「(当初の説明の6件の治療のうち)1件はやった。証明できる人は出てきてくれない。証拠が出せない以上、やったと言えないことが残念」と述べた。病院側はこの1件について「素直にそうだなとは思っていない」と疑問があるとの見方を示した。 同病院によると、森口氏は15日午後に成田空港に到着した際、上司の東大助教に電話し、同日付での特任研究員の辞意を伝えた。しかし、聴取では、進退について「調査にきちんと協力した上で身の処し方を考えたい」と後退させ、迷っているのかとの質問にうなずいたという。 過去の論文に所属先を東大医学部の「iPS細胞バンク研究室」と記載していたことについては「正式なポジションではない。活動を表現する
帰国後、集まった記者からの質問に答える森口尚史氏=15日午後、成田空港、川村直子撮影報道陣に囲まれて騒然となり、警察に囲まれながら移動する森口尚史氏=15日午後、成田空港、川村直子撮影帰国後、集まった記者らの質問に答える森口尚史氏=15日午後、成田空港、川村直子撮影 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った世界初の臨床応用の報道をめぐり、虚偽の内容を含む説明をしていた森口尚史氏が15日午後、米国から帰国した。成田空港で記者団の取材に応じ、「結果的に大変なご迷惑をかけたことを申し訳なく思っています」と謝罪し、特任研究員として所属する東京大学病院に辞意を伝えたことを明らかにした。 森口氏の帰国を受け、東大は森口氏への事情聴取を始めた。研究内容などについて調査し、問題があれば処分も検討する。 森口氏はかつて、iPS細胞を使った手術を6例実施したと主張。しかし、13日のニューヨーク市内での記者
日本報道検証機関と言うところが探し出してくれた森口氏関連の記事のうち、 ハーバード大学客員研究員 ハーバード大学研究員これを名乗って発言された該当記事一覧が掲載されています。ちょっとまとめてみます。 No. 読売 タブ 日経 1. PASS 2009年7月9日付朝刊22面 iPS細胞:肝がん細胞から作成 ハーバード大の研究チーム成功 2009年7月9日付朝刊34面 『がん幹細胞』からiPS細胞 米大など成功 新治療法の開発も 2. 2009年9月2日付朝刊2面 肝臓のがん細胞9割が正常に戻る マウス実験で成功/ハーバード大 2009年9月2日付朝刊3面 肝がん細胞:大半を正常化 ハーバード大チーム、マウスで成功 2009年9月7日付朝刊13面 肝がん細胞、正常に 米ハーバード大 遺伝子など用い 3. 2009年11月8日付朝刊17面 [iPSどこへ行く](下)研究体制の差 戦略無く周回遅れ
iPS移植の誤報の問題から、研究者とメディアの関係が取りざたされてますね。 研究者にとって、自分の仕事を社会にアピールすることは重要です。 大きな成果が出た時は、大学の広報を通じて記者会見をしたり、プレスリリースをします。 私も大学に移ってきてから、毎年のように、記者会見やプレスリリースをしています。 確かに、新聞に掲載されると、嬉しいもの。 ただ、そうした経験を積むうちに、メディアへの掲載に、どれだけ意味があるのか、と思うようになりました。 人は忘れやすいもので、新聞に取り上げてもらっても、一か月もすれば、大概の人は忘れるでしょう。 何度か経験するうちに、メディアに取り上げられること自体よりも、取材をして下さっている記者さんとのやり取りの方が、はるかに大事だと思うようになりました。 研究者は広い視野で研究をしようと思っても、所詮、限界があります。 普段から様々な業界の方と付き合っている記
絶妙のタイミング、誰もが待ち望む夢の実現…。大マスコミまで一杯食わせた森口尚史氏の虚言には、それなりの魔力があったようだ。iPS細胞から心筋の細胞を作り心不全患者6人に移植して成功したと聞けば、山中伸弥・京大教授のノーベル賞受賞の直後だけに「もう、そこまでいっているのか」と思ってしまうのも無理ない。 山中教授の研究は「安全性と効果を確かめた上で、患者に投与する準備を進めている」という基礎的な段階だ。何もわからぬ素人考えで、その時点ではむしろ数歩先を行く森口氏の方がノーベル賞ではないかと、瞬時といえども思ったことが恥ずかしい。まあ、とんでもない「詐話師」であった。 人間顔で判断してはいけないというが、テレビで見る限り、この人の風貌は胡散臭さが漂う。ニューヨークの会見では記者団に厳しく追及され、話せば話すほどボロが出た。会見場に「嘘発見器」を持ち込んでいたら、最初から最後までピーピー反応してさ
ニューヨークのホテルで記者会見する森口尚史氏=13日午前10時4分、ニューヨーク、中井大助撮影 森口氏は13日、ニューヨーク市内のホテルで記者会見し、国際会議で発表しようとしていたiPS細胞を使った手術について、時期や回数などに虚偽が含まれていたことを認めた。 森口氏はこれまで手術を6例実施したと主張。しかし、うち5例は「これからやる予定を話してしまった」と説明。「オーバーにうそをついたと認めます」とした。残り1例は、実施時期をこれまでの「今年2月」から「昨年6月」に訂正したが、実施したとの主張は変えなかった。 しかし手術をした場所、日時、執刀医の数などについては言を左右し、「一応、ボストン市内の病院ということで」「記憶にない」などと、具体的な証人についてはまったく示すことはなかった。 虚偽の説明については「道義的責任を含め、申し訳ない」と謝罪。今後について「研究者としては終わりだ
関連トピックスドバイ 「世界初」とされたiPS細胞(人工多能性幹細胞)による臨床応用のニュースは、一転して誤報とわかった。読売新聞や共同通信などのメディアは、なぜ研究者の説明をうのみにしたのか。各社は取材過程の検証を始めている。 「肩書は(中略)ハーバード大に確認していれば、否定されていただろう」 13日付朝刊に検証記事を掲載した読売新聞は、iPS細胞を使った手術をしたと主張する日本人研究者、森口尚史(ひさし)氏(48)の「客員講師」という肩書について、大学側に確認しないまま記事にしたことなど経緯を説明。「振り返れば、取材の過程で何度か、森口氏の虚偽に気づく機会はあった」などとした。 1ページ全面を使った検証記事によると、読売新聞の記者に対し、森口氏から取材の働きかけがあったのは9月19日。その後、論文草稿や細胞移植手術の動画などが電子メールで送られてきたという。記者は今月4日、東
iPS細胞のヒトへの移植に世界で初めて成功したと主張する研究者の森口尚史氏が、13日、ニューヨークで記者会見を開き、「つい勢いでウソをついてしまった」と述べて、従来の主張は大半が虚偽であったことを認めました。 森口氏は、13日、滞在先のニューヨーク市内のホテルで記者会見を開きました。 森口氏は、これまで、ボストンのマサチューセッツ総合病院でことし2月以降、iPS細胞を使ったヒトへの細胞移植を6例、実施したと説明してきましたが、会見では「移植が実施されたのは1例のみで、残りの5例は間違いだった。つい勢いでウソをついてしまった」と述べ、従来の主張は大半が虚偽であったことを認めました。 しかし、森口氏は「1人の患者には、別の病院で、去年6月に本当に細胞移植を実施した」と強調し、世界で初めてiPS細胞のヒトへの応用を行ったという主張は変えませんでした。 これに対して、記者からは「どこの病院で誰が手
【ニューヨーク=真鍋弘樹、行方史郎】iPS細胞(人工多能性幹細胞)の初めての臨床応用を行ったと主張する森口尚史(ひさし)氏は13日、ニューヨーク市内のホテルで記者会見し、国際会議で発表しようとしていたiPS細胞を使った手術について、時期や回数などに虚偽が含まれていたことを認めた。 森口氏はこれまで手術を6例実施したと主張。しかし、うち5例は「これからやる予定を話してしまった。ちょっとハイになっていたかもしれない。不徳の致すところ」と説明。「オーバーにうそをついたと認めます」とした。 一方で、今年2月に行ったと主張してきた手術の時期は「昨年6月だった」と訂正したが、手術をしたのの主張は続け、パスポートの出入国記録を示した。入国は観光目的のビザなし渡航だった。手術をした場所、日時、執刀医の数などについては言を左右し、「一応、ボストン市内の病院ということで」「記憶にない」などと、具体的な証人
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