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ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (15)

  • 認知症徘徊事故訴訟 - 新小児科医のつぶやき

    事件の概略はこのあたりを参照にしています。一審段階からのマスコミ記事もあるのですが、元記事を引っ張り出せなかったので記憶に頼って付け加えます。 4/24付朝日記事 4/24付日経記事 事実関係はシンプルで、 認知症で徘徊行動を起こす人をが自宅で介護していた 同居していない息子夫婦も介護に協力していた 「がまどろんだ数分の間」(朝日記事)の間に父は家から抜け出した 父は電車(JR)にはねられて死亡 JRは介護にあたっていたと息子夫婦に720万円の損害賠償を請求 一審は満額、二審は介護に直接当たっていた母()に半額の賠償を認めたこの判決を聞いて震え上がったのはまず現在認知症を持つ人を介護している人でしょう。さらに医療関係者も震え上がっています。入院患者の中には認知症患者も少なからず含まれており、病院から脱出して徘徊行動に至る患者は現実に存在するからです。その患者が今回のような列車事故を

    認知症徘徊事故訴訟 - 新小児科医のつぶやき
  • 子供がプロレスを知らない時代 - 新小児科医のつぶやき

    ビフォーアフターって番組を娘が好きなので付き合っていました。今回は新日プロレスの合宿所のリフォームです。リフォームの内容はちょっと置いておいて、今さらながらに驚いたのは中2の娘はプロレスをまったく知らないことです。覆面選手(獣神サンダー・ライガーだったかな?)が登場していたのですが、 どうしてマスクを取らないの? これを聞かれて返事に詰まったってところです。番組内容からプロレスはなんらかのスポーツ、それも格闘技系らしいぐらいは分かったようですが、プロレスと言うスポーツ(と言ってエエのかな?)自体の存在を知らないのです。マスクがなんらかのコスチュームらしいまでは推測できても、試合でもないのになぜにマスクをしているか(それもヘルメットまで被って)不思議だったようです。思い返してみると、そりゃ知らないだろうと思わざるを得なかったってところです。 でもって、なんとか説明しようとしてハタと困りまし

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  • ワタミと医師の世間知らず - 新小児科医のつぶやき

    出来心でワタミの事を少し調べてみました。ソースが比較的固そうなところから適当にピックアップしますが、テレビ東京の番組『日経スペシャル カンブリア宮殿』にこういう会話が放映されたとなっています。 ワタミ社長「『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんですよ」 村上龍「?」 ワタミ「途中で止めるから無理になるんです。途中で止めなければ無理じゃ無くなります」 村上「いやいやいや、順序としては『無理だから→途中で止めてしまう』んですよね?」 ワタミ「いえ、途中で止めてしまうから無理になるんです」 村上「?」 ワタミ「止めさせないんです。鼻血を出そうがブッ倒れようが、とにかく一週間全力でやらせる」 村上「一週間」 ワタミ「そうすればその人はもう無理とは口が裂けても言えないでしょう」 村上「…んん??」 ワタミ「無理じゃなかったって事です。実際に一週間もやったの

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  • ナウシカの続編はあっても良い気がしています - 新小児科医のつぶやき

    宇宙戦艦ヤマトのリニューアル・シリーズが話題になっているようですが、この歳でチャンネル権を主張するわけにもいかないので指を咥えて見過ごしています。娘しかいませんから、子供をダシにして見る手法も使えませんので、そのうちDVDなりになれば大人買いでもするかもにしておきます。ヤマトは初期シリーズの改良版ですが、某所でガッチャマンシリーズの続編評価(IIとかF)の話題がありました。名作とされるものの続編は、初回への思い込みがあって難しいもので、成功は少ない代わりに失敗作は山のようにある気がしています。 つうか、初編より続編の方が評価の高い「TVアニメ」なんてあるかないかになります。そもそもの話になりますが、初編の評価が高いから二匹目のドジョウを狙って続編が作られるわけで、続編が当たってもファンの評価としてはさらに初編の評価を高めるだけにしかならない関係です。なんちゅうか続編が当たるほど初編が伝説化

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  • 傲慢の見本のような記事 - 新小児科医のつぶやき

    3/4付朝日新聞デジタルより、 犠牲者の氏名伝える意義は 朝日新聞「報道と人権委員会」 読んでムカムカしたので取り上げます。まずもって肝心な事を殆んど触れていないように思います。アルジェ人質事件の実名公表問題で一番世論の怒りを買ったのは何かです。日揮も政府も実名公表を控える方針としていたので、 朝日新聞は遺族をペテンにかけて実名リストを入手し、約束を踏み破ってこれを報道した この点についての御意見が見当りにくいところです。口頭の約束(だったと思う)ですから法律的にどうかは私ではわかりませんが、口頭の約束で相手を信用すると言うのは、相手を深く信頼していた事になります。そういう信頼を反故にするような人物・組織は、それだけで社会の信用を失います。朝日は白昼堂々これをやらかしたわけです。その点をまず触れないとはまさに奇々怪々です。私の知る限り、この信義違反に朝日はまともな回答は行っていないかと存じ

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  • スポーツ指導の体罰 - 新小児科医のつぶやき

    ■源流を少しだけ考える エエ格好しても仕方がないので、私の世代では「スポーツ強豪校 = 体罰横行」が常識の時代でした。源泉はいくらでも遡れるとは思いますが、パッと思いつくのは東洋の魔女。そりゃ凄まじい練習だったのは語り草ですが、大袈裟でなく全国民が注目する中で見事に金メダルを獲得したのですから、完璧に美談となっています。たしかその壮絶な練習風景が映画になって全国の指導者のお手とされたと記憶しています。 もっと源流となれば旧軍でしょうか。ここが体罰の楽園つうか体罰そのものの世界であったのを否定する人間は少ないかと思います。そりゃ、競争させて必然的に遅れる奴は「遅い」の理由で平然とぶん殴るのが日常の世界です。戦前は言うまでもなく徴兵制であり、スポーツをやっているような人間はほぼ間違い無く軍隊を経験していますから、体罰による指導は非常に身近であったのは間違いありません。 ほぼ問答無用で頻繁に体

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  • 戦隊モノの黄金律 - 新小児科医のつぶやき

    えっといわゆる戦隊モノのお話です。戦隊モノと言えば5人組が定番ですが、黄金律ともされる構成は、 熱血正義感のヒーロー ニヒル役 ヒロイン ひょうきん者(ないしガキ) 気は優しくて力持ち(ないしデブ) この構成の家的なものがゴレンジャー・シリーズともされています。ゴレンジャー・シリーズも5人組構成のバリエーションが途中であったりするようですが、揺れはあっても黄金率に戻る部分は多いと勝手に想像しています(うちは娘だけですから、さすがに見てません)。 なんのであったか忘れてしまいしたが、この構成について隊内恋愛の蔓延を防ぐために必要な組み合わせであるとの説を読んだ事があります。なんちゅうても若い隊員ですから、狭いグループで一緒に行動すれば恋愛の一つも起こらないと不自然です。多くの戦隊モノ構成でもヒロインがヒーローに淡い恋心を抱く設定はあったとは思います。しかしウルトラセブンを例外として発展は

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  • 医薬品ネット販売を巡るバトル - 新小児科医のつぶやき

    ネタモトは最高裁判決である 平成24年(行ヒ)第279号 医薬品ネット販売の権利確認等請求事件 この辺からかなり自由に連想させて頂きます。 ■薬事法改正の背景 改正の狙いはお手軽にwikipediaより、 2009年より一部の医薬品について、薬剤師不在でも販売できるようになった(このための薬事法改正の立法措置が2006年6月8日に成立)。 治療、診断目的や人や動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすもので機械器具等でなければ従来は必ず医薬品として取り扱われてきたが、体に対する作用が緩和なものであって厚生労働大臣が指定するものについては医薬部外品として取り扱うことができるようになった。 一般用医薬品については、第一類医薬品(スイッチOTC等)、第二類医薬品(かぜ薬等)及び第三類医薬品(ビタミン剤等)に新たに分類されることとなり、第一類医薬品の販売に際しては薬剤師による書面を用いた説明が義務化さ

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  • たとえ条件付きでも「自宅出産が安全である」とは認められない(?) - 新小児科医のつぶやき

    モトネタは、 たとえ条件付きでも「自宅出産が安全である」とは認められない(?)医師や医療関係者 このレベルから反論が必要なのは毎度の事ながら面倒くさいのですが、徒然に頑張って見ます。このtigetterの冒頭に掲げられているのが 自宅出産の周産期死亡率は病院での出産となんら違いがない上に、病院での出産よりも、自宅出産の方が重度の裂傷や産後出血の確率も、胎児を蘇生しなくてはならない確率も低い(つまり自宅出産の方が母体への負担が少ない)という研究データがあります。 Outcomes of planned home birth with registered midwife versus planned hospital birth with midwife or physician (2009) http://www.cmaj.ca/content/181/6-7/377.abstract O

    たとえ条件付きでも「自宅出産が安全である」とは認められない(?) - 新小児科医のつぶやき
  • 宮武嶺氏の橋下府政批判をもう一度検証する - 新小児科医のつぶやき

    前に10/11付BLOGOS大阪府が起債許可団体に転落 大阪を破産させる経済無策の橋下・松井維新の会に国政進出の資格なし」を取り上げました。これをもう1回しゃぶろうが今回のテーマですが、その前に筆者である宮武嶺氏を少し調べておきます。BLOGOSは自分で記事を書くのではなく(書くことあるのかな?)、巷のブログ記事を拾い上げる編集方針です。これはうちにも勧誘が来ましたからわかりやすいのですが。 BLOGOS編集部 2012/10/20 20:42 はじめまして。BLOGOSに、是非貴エントリを転載させていただければと思います。 よろしければ、メールにてご連絡いただけないでしょうか。 そうなると宮武氏の記事もオリジナルがある事になります。探せばすぐにみつかり、Everyone says I love you !と言うブログを書かれています。10/11付BLOGOS記事もあるので間違いありませ

    宮武嶺氏の橋下府政批判をもう一度検証する - 新小児科医のつぶやき
  • 報道と森口氏 - 新小児科医のつぶやき

    報道検証機関と言うところが探し出してくれた森口氏関連の記事のうち、 ハーバード大学客員研究員 ハーバード大学研究員これを名乗って発言された該当記事一覧が掲載されています。ちょっとまとめてみます。 No. 読売 タブ 日経 1. PASS 2009年7月9日付朝刊22面 iPS細胞:肝がん細胞から作成 ハーバード大の研究チーム成功 2009年7月9日付朝刊34面 『がん幹細胞』からiPS細胞 米大など成功 新治療法の開発も 2. 2009年9月2日付朝刊2面 肝臓のがん細胞9割が正常に戻る マウス実験で成功/ハーバード大 2009年9月2日付朝刊3面 肝がん細胞:大半を正常化 ハーバード大チーム、マウスで成功 2009年9月7日付朝刊13面 肝がん細胞、正常に 米ハーバード大 遺伝子など用い 3. 2009年11月8日付朝刊17面 [iPSどこへ行く](下)研究体制の差 戦略無く周回遅れ

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  • かなりミステリアスなあの村への赴任医師 - 新小児科医のつぶやき

    はっきり言って出遅れました。それでも遅まきながら調べだしたのですが、結論を先に言っておくと実にミステリアスです。お名前は西村勇氏であるのと、現在71歳であられる事、そして赴任前は帯広市に住まわれていた事ぐらいしか情報がありません。著書とされる人間現象の哲学的および実験的研究の内容の一部が話題になっていますが、マスコミ情報と著書情報ぐらいしか見つからないです。 著書の内容については既に「話題沸騰」状態で、あんまり付け加えられる事は残っていないのですが心理学にはかなり造詣が深そうだです。著書の内容を素直に信じれば、対面する相手の不快感情とか怒りの感情を完全に分析対象に出来る人間です。こういうタイプの精神科医は個人的に知っているので、実在してもおかしくはないと思います。 経歴について出回っている情報のソースはどこも同じで著書紹介にある、 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 西村/勇 19

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  • 驚異のEM菌の訂正情報と補足情報 - 新小児科医のつぶやき

    昨日の最後の方に書いた 個人的にはもうあんまりやりたくない話題です これは音なんですが、昨日書いたセラミックスの話に一部間違いが見つかり、これは訂正しておかないと宜しく無いので「あえて」書きます。「ついで」ですから追加情報も付け加えておきます。 ■訂正情報 EM菌入りセラミックは実売されております。東北イ−エム流通センターのサイトより、 EMXセラミックスは、EMEMXを添加した水と粘土を混ぜ、高温で焼き上げたもので、安定した 抗酸化力を持ち、あらゆる場面で活躍しております。 こういう風に紹介され、ブレスレットやネックレスまで販売されております。このセラミックスはEM菌を混ぜ込んだ粘土を高温で焼成されて出来たいわゆる「焼き物」です。関心としては混ぜ込んだEM菌がどうなるかで、これについては窪田光治氏が2009.10.20に公開された地球大変革/EM医学革命よりの引用で、 EM菌を粘土に

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  • 驚異のEM菌 - 新小児科医のつぶやき

    とりあえず話題のYouTubeです。 これに対するツイッターの反応です。 http://togetter.com/li/363704 とにかく1時間弱もある長い長いお話なので、時間とおヒマがある方は是非聞いてみてください。そんな時間はあんまりないでしょうから、お手軽にはツイッターの反応でもどうぞ。いずれにしても「かなり」面白い内容です。比嘉教授の考え方、お人柄がよく滲み出ているように私は感じました。そいでもって、今まであんまり興味がなかったのですが、ちょっとEM菌について調べて見ます。ソースは、 EM研究機構 ここから主に取ります。後は必要に応じて追加とさせて頂きます。 ■EM菌とは とりあえず、 EM™とは、乳酸菌、酵母、光合成細菌を主体とし、安全で有用な微生物を共生させた多目的微生物資材です。 あれこれ読む限りでは、EM菌とは単独菌のお話ではなく、一種の細菌叢の概念のようです。でもって

    驚異のEM菌 - 新小児科医のつぶやき
  • 上小阿仁村・記録のためだけに書いときます - 新小児科医のつぶやき

    もはや風物詩ですが年表をまとめておきます。 Date 事柄 補足 2007年4月 現村長が24年ぶりの選挙の末に当選 三つ巴の選挙戦 2007年5月 3代前の医師が退職 この時点で無医村 2007年11月 2代前の医師が就職 6ヶ月の無医村状態が解消 2008年3月 2代前の医師が辞意を表明 2代前の医師が辞意表明まで4ヶ月 2008年12月 2代前の医師が退職 2代前の医師は13ヶ月で退職 2008年9月 先代の医師が応募 * 2009年1月 先代の医師が就職 ギリギリ無医村回避 2010年2月 先代の医師が辞意を表明 先代の医師が辞意表明まで13ヶ月 2011年5月 前村長の再選ならず 先代の医師が退職 先代医師は2年4ヶ月で退職 2011年6月 現在の医師が就職 ギリギリ無医村回避 2012年7月 現在の医師が辞意表明 現在の医師は13ヶ月で辞意表明 村内政治的に言うと先々代村長は6

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