神島(かしま)は、和歌山県田辺市にある無人島。全島が照葉樹林に覆われ、南方系の植物が多く知られることから、天然記念物に指定されている。南方熊楠が保存運動に動いたことでも知られている。 概要[編集] 神島の空中写真。1975年撮影。 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 神島は田辺湾の内側にある無人島で、行政区分としては田辺市新庄町3972番地である。古来より島全体を海上鎮護の神として崇め、樹林は神林として、また魚付き林として地元の保護を受け、明治まで人手のほとんど入らない森林を維持し続けた[1]。 この島が貴重な生物の住むところであることは古くから知られており、特にこの島に生育するハカマカズラの種子で作られた数珠は熊野詣での人たちに特別なお守りとして珍重されたことが知られている。明治期には南方熊楠が再三この島に渡り、生物採集を行った。 神社合祀によってこ
![神島 (和歌山県) - Wikipedia](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/54e0798ef266522d1de4d4b9d34dc67fc27014fe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2Fc%2Fc2%2FKashima_Island_Tanabe_Wakayama.jpg%2F1200px-Kashima_Island_Tanabe_Wakayama.jpg)