内戦状態のシリアについて国際的な人権団体は、市民の被害があとを絶たない「クラスター爆弾」を政府軍が各地で使用していると発表し、市民の犠牲がさらに拡大することが懸念されています。 国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、13日、北部のイドリブやアレッポ、それに首都ダマスカス郊外など、各地で政府軍がクラスター爆弾を使用していると発表しました。 クラスター爆弾は1つの爆弾から多数の小型爆弾が飛び散り、一部が不発弾として残って市民の被害が後を絶たないことから、国際的な禁止条約が発効していますがシリアは加わっていません。 人権団体は、活動家が各地で撮影したとされる爆弾の映像や住民への聞き取り調査をもとに、「政府軍は人が住んでいる地域に上空から投下している」と指摘して政府軍を強く非難しており、不発弾によって市民の犠牲がさらに拡大することが懸念されています。 一方、シリアの旅客機が今月10日