3年後の北海道新幹線の開業に向けて掘削工事が進められていた12か所のトンネルが、すべて貫通し、青森県で記念式典が行われました。 北海道新幹線は、3年後の平成27年度の開業に向けて、新青森と新函館を結ぶ149キロの区間の12か所でトンネルの掘削工事が進められてきました。 北海道側のトンネルはことし3月までにすべてつながり、青森県側も今月2日に最後まで残っていた「津軽蓬田(つがるよもぎた)トンネル」が貫通し、23日、青森県外ヶ浜町で記念式典が行われました。 青森県蓬田村と外ヶ浜町を結ぶこのトンネルは全長6190メートルで、3年前に始まった工事は、震災による停電で一時中断しましたが、建設が急ピッチで進められ、予定より5か月ほど早く貫通したということです。 23日の式典には自治体や工事の関係者が出席し、掛け声とともに作業現場に掛けられた横断幕を取り除くと、直径およそ11メートルのトンネルの穴が現れ