このAdvent Calendarで度々話題になって(して)いる、Riak Source Code Reading。 Erlang/OTPを全く知らない人にとっては、Erlangの文法はもちろん、ファイルやディレクトリ構成など未知のことだらけだと思う。 「Erlang/OTP何それ美味しいの」状態から脱却し、Riakのコードを楽しく読むために必要な知識を書いていこう。 用語について RiakはErlang/OTPで作成されている。 Erlangとは、エリクソン社が開発したプログラミング言語。 OTPとは、システムを作るフレームワークみたいなものだ。 RubyとRuby on Railsの関係を想像する人もいるかもしれないが、Erlang/OTPはそれより相互が依存している。 故に、正式にはErlang/OTPみたいに”ひとつ”として呼ばれることが多い。 そのOTPとは何なのか。 正式にはO
gproc のはなしをします。 背景 Erlang ではプロセスを作りプロセスに名前を与えることにより、プロセスIDを引き回すことなくそのプロセスとやりとりする、といったパターンがよくあります。Erlang はそういったパターンのために erlang:register(Name, Pid) という関数を用意しており、これを用いてプロセスに名前をつけることができます。しかしこの公式に用意されている "process registry" にはかなり制限があります。 Name にはアトムしか使えない。 プロセスはただ一つの名前しか持てないし、ある名前はただ一つのプロセスにしかつけることができない。 ローカルとグローバルのAPI、セマンティクスが異なる。 など。 これには色々問題があって、例えば、 ユーザのセッションごとにプロセスを生成するようなネットワークアプリケーションで、あるユーザの現在の状
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