政府は3日、今月北京から帰国する予定だった駐中国大使、丹羽宇一郎氏の滞在期間を約1カ月延長し、11月中旬までとする方向で調整に入った。9月11日付で新大使に任命された直後、死去した西宮伸一氏の後任人事が未定のため、沖縄県・尖閣諸島国有化をめぐり日中関係が緊迫化する中、空白期間を極力短くする狙いがある。 後任には外務省出身者らの名前が挙がっているが、9月に主要国大使や同省幹部の大規模人事が実施されたばかりのため人選は難航している。
政府は3日、今月北京から帰国する予定だった駐中国大使、丹羽宇一郎氏の滞在期間を約1カ月延長し、11月中旬までとする方向で調整に入った。9月11日付で新大使に任命された直後、死去した西宮伸一氏の後任人事が未定のため、沖縄県・尖閣諸島国有化をめぐり日中関係が緊迫化する中、空白期間を極力短くする狙いがある。 後任には外務省出身者らの名前が挙がっているが、9月に主要国大使や同省幹部の大規模人事が実施されたばかりのため人選は難航している。
西宮伸一駐中国大使が病院に救急搬送されたことを受け、玄葉光一郎外相は13日、外務省内で記者団に「非常に心配している。回復することを心から願っている」と述べた。前任の丹羽宇一郎氏が数々の問題発言で事実上更迭され、対中外交立て直しの切り札として期待されていただけに、外務省内には困惑が広がっている。 「今後のことは現時点では差し控えたい…」 藤村修官房長官は13日の記者会見で言葉少なに苦渋の表情を浮かべた。 西宮氏は中国公使の経験があり、最近まで次官級の外務審議官を務めていた外交のプロ。民間出身の丹羽氏が東京都による尖閣諸島(沖縄県)購入計画を批判し与野党から批判を浴びたため、政府は西宮氏の手腕に白羽の矢を立てた。 外務省の内規によると、西宮氏は発令日(11日)から40日以内に日本から出国しなければならない。政府は29日の日中国交正常化40周年を丹羽氏の“花道”とし、10月中に西宮氏を北京に着任
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