橋下徹大阪市長の出自に関する週刊朝日の連載を巡り、同誌を発行する朝日新聞出版と社名が類似する「朝日出版社」(本社・東京都千代田区)が困惑している。橋下市長が自らのツイッターで計5回、誤って同社の名を挙げて批判。同社は24日、ツイッターで橋下市長に訂正を求めた。 朝日出版社は62年設立で、英語教材や写真集などを手がける。朝日新聞と無関係で、社名は創業者の出身校「岡山県立岡山朝日高校」にちなむ。 橋下市長は19日、ツイッターで「朝日出版社や週刊朝日は、今回の記事の問題性など全く認識していないどうしようもない集団」などと、3回にわたって記載。ツイッター上で第三者から誤りを指摘されて「了解です」と書き込んだが、22日に再び「週刊朝日や朝日出版社のえげつない体質」と2回間違えた。 電話やメールで「もう購読しない」などとする抗議を約40件受けた朝日出版社は24日、橋下市長のツイッターに訂正を求めた。【
橋下徹大阪市長の出自に関する週刊朝日の連載を巡り、橋下氏は22日、おわびが掲載された同誌が市役所に郵送されたことを明かし、「謝り方も知らない鬼畜集団」などと批判、市役所での記者会見で直接謝罪するよう求めた。記事を執筆したノンフィクション作家の佐野眞一氏に対しても、「佐野を(社会的に)抹殺しにいかないといけない」などと激しい言葉を並べており、波紋を呼びそうだ。 橋下氏は大阪市内で記者団に、「僕は子供に、謝る時は週刊誌を送りつけて終わりという育て方はしていない」「人間じゃない。鬼畜、犬猫以下。矯正不可能だ」などと激怒。佐野氏についても、「向こうはペンで僕を殺しにきた。佐野を抹殺しにいかないといけない」「僕と同じくらい異常人格者だ。佐野のルーツを暴いてほしい」などと述べた。 連載は同誌が10月26日号で始めた「ハシシタ 奴の本性」。同誌は2回目以降の連載休止を決めている。23日発売の11月2日号
橋下徹大阪市長率いる地域政党「大阪維新の会」は8日、新党「日本維新の会」を結成し、国政に進出する方針を正式に決めた。10年4月の結成から約2年半−−発信力の高い橋下氏の個人的人気で勢力を伸ばし、いよいよ国政をうかがう。しかし、橋下氏ら一部幹部だけが意思決定に関わる運営には、内部に不満もくすぶる。橋下氏頼みの政治集団から脱皮できるか、組織のあり方も転換期にさしかかっている。【堀文彦、田所柳子、木下訓明】 「執行部の今のところの方針です。皆さんの意見をもって決定させてもらいたい。忌憚(きたん)のない意見をうかがいたい」。 橋下氏は8日、大阪維新の会の全体会議で、約100人の所属地方議員を前に国政進出について意見を求めた。普段、強気の橋下氏が低姿勢で臨んだのには理由がある。3日に開かれた維新の大阪府議団の総会で、国政進出を目指す執行部への批判が相次いだからだ。 口火を切ったのは、大阪維新設立メン
文楽協会への補助金凍結を表明している大阪市の橋下徹市長は26日夜、国立文楽劇場(大阪市中央区)で文楽の古典「曽根崎心中」(近松門左衛門作)を鑑賞した。橋下市長は鑑賞後、記者団に「古典として守るべき芸だということは分かったが、新規のファンを広げるためには台本が古すぎる」と苦言を呈し、演出方法を現代風にアレンジするなどの工夫を求めた。 橋下市長は大阪府知事だった09年に初めて鑑賞した際、「二度と見にいかない」と酷評した。この日は、「もう一度古典を見たい」と鑑賞した。 市は今年度の補正予算案で、文楽協会への補助金を昨年度比25%減の3900万円計上。橋下市長は技芸員(演者)が公開での面談に応じなければ補助金を支出しないとの考えを表明し、非公開での面談を求める協会側とのすれ違いが続いていた。この日は、鑑賞後に技芸員の楽屋も訪れ、非公開で懇談。公開での面談を改めて要望したという。【津久井達】
大阪市の橋下徹市長は29日、公益財団法人「文楽協会」(同市中央区)への補助金について、予算ヒアリングのため申し入れた面会を人間国宝に拒否されたとして、「特権意識にまみれた今の文楽界を守る必要はない」と述べ、全額カットする意向を表明した。市は今年度本格予算案に昨年度比25%減の3900万円を計上しているが、橋下市長は議会で可決されても執行しない方針。 文楽協会への補助金を巡って市は4月、25%減らす方針を示した。橋下市長は29日、記者団に「文楽協会に『直接意見交換したい』と言ったが、拒否してきた。市長に会う会わないに関係なく『補助金はもらえるもんだ』と勘違いしている。恐ろしい集団だ」と激しく批判。「大衆文化が特権になってしまった。こういうところに衰退の原因がある」などと述べた。 補助金カットに対し、人間国宝の竹本住大夫さんは「300年の伝統に恥じぬようにと精進してきた文楽が、あまりに軽く見ら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く