富山県小矢部市の北陸道上り線・小矢部川サービスエリア(SA)で3日未明、高速バスが大型トラックに衝突し、2人が死亡、乗客ら24人が重軽傷を負った事故で、死亡した小幡和也運転手(37)は2月の休日が3日間しか取得できず、3日まで11日連続で勤務していたことが4日、バスを運行した宮城交通(仙台市)への取材でわかった。 同社は「遠方に向かう受験生やスキー客の需要が高く、繁忙期だった」と説明している。 同社によると、小幡運転手は1日は仙台市内で路線バスを運転、午後1時前から同11時前まで約10時間勤務した。運転業務は8時間程度だったとみられる。2日は夜からの勤務だった。 バスは小幡運転手ともう1人が交代で運転。2日午後9時45分にJR仙台駅前を出発し、山形県飯豊町の「道の駅いいで」で小幡運転手に運転を交代した。小幡運転手は新潟市の黒埼パーキングエリア(PA)まで運転したほか、新潟県糸魚川市の蓮台寺