1890年代の ライム・ストリート リヴァプール(Liverpool)は、イギリス・イングランド北西部マージーサイド州の中心都市である。2019年の人口は約50万人。かつてはイギリスの主要な港湾都市であったが、現在では観光都市として知られる。世界的ロック・バンドであるザ・ビートルズの出身地。 地勢[編集] アイリッシュ海に面し、マージー川の河口に位置する。18世紀より貿易港として発展した。近隣の都市としては、約25km南に位置するチェスター、約50キロ東に位置するマンチェスターなどが挙げられる。マンチェスターは市域面積及び市域人口がほぼ同じ。 歴史[編集] 街の建設 最初に記録に現れるのは1195年、"Liuerpol"または"dirty pool"としてである。それから12年後、1207年にジョン王が都市建設を勅許し、まだ村であるリヴァプールに自由都市の特権をあたえた[注釈 1]。とはい
ジブラルタル(Gibraltar)は、イベリア半島の南東端に突き出した小半島を占めるイギリスの海外領土。 ジブラルタル海峡を望む良港を持つため、地中海の出入口を押さえる戦略的要衝の地、すなわち「地中海の鍵[1]」として軍事上・海上交通上、重要視されてきた[2]。現在もイギリス軍が駐屯する。 半島の大半を占める特徴的な岩山(ザ・ロック)は、古代より西への航海の果てにある「ヘラクレスの柱」の一つとして知られてきた。半島は8世紀よりムーア人、レコンキスタ後はカスティーリャ王国、16世紀よりスペイン、18世紀よりイギリスの占領下にあるが、その領有権を巡り今もイギリスとスペインの間に争いがある。カリフォルニア大学バークレー校のロン・ハスナーによると、ジブラルタルをめぐるイギリスとスペインの対立が、現在も続いている中で記録上最も古い領土問題である[3]。 地名の由来は、ジブラルタル海峡を渡ってイベリア
カーディフ市役所 クイーンストリート カーディフ湾 カーディフ(ウェールズ語: Caerdydd、英: Cardiff)は、ウェールズの首府。人口は36万人で、ウェールズで最大の都市である。ウェールズの南東部に位置し、ロンドンからは約250kmの距離にある。ウェールズ議会が設置されている。 歴史[編集] 街の歴史は1世紀にローマ人がこの地に砦を築いたことに始まる。ローマ人と共にケルト人の商人も定住するようになり、小都市に発展したが、4世紀後半にローマ軍が撤収してしまったため、人口は著しく減少したと推定されている。11世紀になり、ウィリアム1世 がカーディフ城を建設したことにより、街は再び発展するようになった。 カーディフ北西の丘陵には炭鉱があり、ウェールズ炭は質が高いことで知られていた。産業革命以降、カーディフ港からの石炭の積み出しで産業が飛躍的に発展した。カーディフには仕事を求めてイング
グラスゴー (英: Glasgow/ スコットランド・ゲール語: Glaschu) は、イギリスのスコットランド南西部に位置する都市。人口は63万人で、スコットランド最大である。イギリス全体でも、ロンドン、バーミンガム、リーズ(いずれもイングランド)に次いで第4位に位置する。 概要[編集] 英国国内ではロンドンとエディンバラについで3番目に観光客が多く、年間300万人ほどがこの街を訪れる。15世紀創立の名門グラスゴー大学を擁し、産業都市であるとともに、文化・芸術・若者の街として知られている。英語で「ノルウェー人」や「ノルウェーの」といった形容詞が"Norwegian"であるように、グラスウィージャン (Glaswegian) といった言葉が用いられる。移民が多く、かつては工業の街であった背景も影響し、地元の人々の英語方言はスコットランド訛りの中でも特に難解とされている。訛りが強いだけではな
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