2021-09-072016-11-08 東芝、ディープラーニングを低消費電力で実現する脳型プロセッサを開発 東芝は、ディープラーニング(深層学習)の処理を極めて低い消費電力で実行する、人間の脳を模した半導体回路TDNN(Time Domain Neural Network)(注1)を開発した。TDNNは演算回路を小さくできる特徴があり、従来と比べ多くの演算回路を1チップに実装することができる。 現在、ディープラーニングは、大量の演算を高速で処理し、多くの電力を消費する高性能コンピュータによって行われており、センサーやスマートフォンなどのエッジデバイスで同様のディープラーニングを実行するためには、大量の演算を数ワット以下の低消費電力で実行するチップが必要だ。ノイマン型(注2)と呼ばれる一般的なアーキテクチャのコンピュータでディープラーニングの処理を実行する場合、消費電力の大部分はデータをメ
