なぜ今また、アメリカ連邦政府の資金不足が問題になっているのか。アメリカの与野党が連邦政府の債務上限について攻防を続ける中、いったい何が問題となっているのか、何が懸念されるのか、BBCのサミラ・フセイン北米ビジネス担当編集委員が短く説明する。
本稿の時点では、可決された法案がホワイトハウスに回付され、大統領の署名を待っているところですが、とにかく「政府閉鎖」と「デフォルト危機」をめぐる与野党のバトルは終わりました。上院は圧倒的な過半数で通過した法案ですが、心配された下院の票決も「賛成285、反対144」となり、共和党保守派の「ティーパーティー」としては完敗というところです。 これで当面の「デフォルト」の危険は去り、連邦政府の業務も再開されることになりました。2010年の中間選挙以来、アメリカ政界を「かき回して」きた「ティーパーティー」ですが、この敗北で影響力には翳りが生じていくものと思われます。 では、彼等は何を誤ったのでしょうか? (1)最初から作戦も落とし所もなかった、つまり無計画で「成り行き任せ」のくせにケンカを売ったというのが「そもそもの間違い」だと思います。最初に問題になった「政府閉鎖」にしても、テッド・クルーズ上院議
[デトロイト 13日 ロイター] 財政難に陥っている米ミシガン州デトロイト市の緊急時の財政管理者を務めるケビン・オーア氏は13日、同市は「明らかに支払い不能状態」にあるとし、債務再編や労働契約の再交渉などを通じて対応していく必要があるとの認識を示した。 オーア氏は、同日公表された同市の問題を抜本的に検証したリポートで、同氏が財政再建という責務を果たすには、多額の財政赤字や債務のほか廃屋問題など、全てに対応していく必要があると表明。「デトロイトは、コストを削減し長期債発行で資金を得ているにも関わらず、引き続き支出が歳入を上回っている。キャッシュフローでみて、支払い不能状態にあるのは明らかだ」と指摘している。 リポートによると、同市が保有する現金は6400万ドル。今年4月26日時点で2億2600万ドルの負債を抱え、現金の持ち高はネットで1億6200万ドルのマイナスとなっている。収益事業債や年金
3月14日、米ミシガン州のリック・スナイダー知事は、デトロイト市の財政を同州の管理下に置いたと発表した。写真は同市内の空き家。背後にはゼネラル・モーターズの本社が見える。今月3日撮影(2013年 ロイター/Rebecca Cook)
11月28日、米「財政の崖」めぐる議論が進められる中、オバマ米大統領(右)は米短文投稿サイト「ツイッター」を活用する新境地を開拓。写真は米ホワイトハウスにて(2012年 ロイター/Kevin Lamarque) [ワシントン 28日 ロイター] 年明けに減税失効と歳出の自動削減が重なる「財政の崖」問題めぐる議論が進められる中、オバマ米大統領が米短文投稿サイト「ツイッター」を活用するという新境地を開拓している。 オバマ大統領は、ツイッターの利用者に2000ドルが意味するところを例示し、ハッシュタグの「#my2k」を付けるよう求めた。この金額は、議会が合意できなかった場合に中間層の4人世帯が来年に支払わなければいけなくなる税金の上乗せ分。ハッシュタグは分類のための記号で、同じトピックを画面上で検索しやすいように使用されるようになった。
11月29日、米共和党のベイナー下院議長は、減税失効と歳出の自動削減開始が重なる「財政の崖」をめぐる協議で、過去2週間に実質的な進展はないと明らかにした。ワシントンで28日撮影(2012年 ロイター/Yuri Gripas) [ワシントン 29日 ロイター] 米議会指導部は29日、減税失効と歳出の自動削減開始が重なる「財政の崖」回避に向け、ホワイトハウスでガイトナー財務長官と相次いで会談した。だが民主・共和両党ともに事態打開に向けた歩み寄りは見られず、協議は平行線に終わった。
(CNN) オバマ米大統領の支持者が大統領選挙での勝利を祝う中で、世界中の実業界や金融政策当局のリーダーも大統領に祝辞を送った。しかし、世界経済のリーダーは同時に、(歳出削減と増税が自動的に発動される)「財政の崖」という問題へのワシントンの取り組みを、じりじりしながら見つめている。 欧州連合(EU)からは、バローゾ欧州委員会委員長とファンロンパイ首脳会議常任議長が連名で、大統領再選への祝意とともに、安全保障や経済上の世界の諸問題に共同で対処するためのEUと米国との関係のさらなる強化を訴えるメッセージを送った。 一方で、実業界のリーダーの中には、オバマ大統領の再選に否定的な見方をするものもいるが、党派別の懸念を超えて金融市場は、米国が「財政の崖」問題解決のために何をするのかを見守っている。 仮に年末までに対策が講じられなければ、10年間で7兆ドルにも上る歳出削減と増税が自動的に発動されるため
11月7日、オバマ大統領再選から一夜明け、米国株式市場は急反落。主要3指数がそろって2%超下落、ダウは300ポイント超値下りした。ニューヨーク証券取引所で撮影(2012年 ロイター/Chip East) 米大統領選でオバマ大統領の再選が決まり、市場の視点は、選挙後の米議会での「財政の崖」をめぐる協議や欧州の経済情勢に移っている。 S&P総合500種も6月21日以来の大幅な下げとなり、指数を構成する10セクター全てが値下りした。 ニューヨーク証券取引所、ナスダックに上場する銘柄の80%以上がマイナス圏で引けた。 S&P総合500種は節目の1400ポイントを割り込むのは8月30日以来、ダウが1万3000ドルを割り込むのは8月2日以来となる。 ダウ工業株30種.DJIは312.95ドル(2.36%)安の1万2932.73ドル。 ナスダック総合指数.IXICは74.64ポイント(2.48%)安の2
米フロリダ(Florida)州コーラルゲーブルス(Coral Gables)にあるマイアミ大学(University of Miami)で開かれた選挙集会で演説するバラク・オバマ(Barack Obama)大統領(2012年10月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/Mandel NGAN 【10月13日 AFP】米財務省は12日、2012年会計年度(11年10月~12年9月)の財政赤字が約1兆1000億ドル(約86兆円)になったと発表した。赤字幅は前年度比16%減と大幅に縮小したものの、4年連続で1兆ドル超となった。 2012年度の財政赤字は、9月に計上した約750億ドル(約5兆900億円)の黒字に支えられ、前年度比で約2070億ドル(約16兆円)縮小した。バラク・オバマ(Barack Obama)政権は赤字幅の縮小を、歳出削減と新規歳入増加に成功した結果だとしている。しかし赤字幅は依然
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く