キャスパー・"キャップ"・ウィラード・ワインバーガー(英語:Caspar "Cap" Willard Weinberger、1917年8月18日 - 2006年3月28日)は、アメリカ合衆国の政治家、法律家。行政管理予算局長、保健教育福祉長官、国防長官を歴任した。 国防長官としては歴代で3番目に長い在任期間(約6年10ヶ月)[1]を誇り、この間レーガン大統領の時代では冷戦時代のアメリカの国防政策・戦略を指導した。特に戦略防衛構想(SDI)の推進や、イラン・コントラ疑惑の際に訴追されたことなどが知られる。国防長官辞任後は雑誌『フォーブス』の発行人も務めた他、イラン・イラク戦争時はイラクのバアス党政権援助に政府内で最も積極的だった[2]にもかかわらず、2003年のイラク戦争開戦前にはサッダーム・フセイン政権の転覆を唱えるなどタカ派の論客として活躍した。 このように強硬派として知られる一方で、1
