南海電気鉄道は東京駅前の新丸の内ビル(東京都千代田区)で、31日から9月9日まで、10日間の限定イベント「高野山カフェ」を開く。僧侶の指導で写経を体験できるほか、精進料理を味わえるなど、世界遺産・高野山の世界が満喫できる。 同カフェは高野山真言宗総本山金剛峯寺(和歌山県高野町)との共催で、今年が6回目。今回は米粉や野菜などを使う“精進スイーツ”の品揃えを強化した。 大阪・なんばと和歌山を結ぶ南海電鉄にとって、沿線にある高野山は鉄道利用者を増やすための重要な観光資源だ。同社の渡辺浩伸・東京支社課長は「首都圏の方々に高野山の魅力を伝え、実際に現地へ足を運んでいただきたい」と話す。