1着馬が2着馬の進路を妨害することとなったAJCC。今年から運用が始まった新ルールに基づいて、「降着なし」「騎乗停止6日間」の処分が発表されたが、 ファンの間からは疑問の声があがっている。 まず、AJCCの走行妨害が起きた場面を振り返ろう。直線、内から4頭目を回って先頭に立ったダノンバラードが、ムチを受けて大きく寄れる。そのため、伸びかけていたトランスワープが押しやられ、クビをあげるほどの不利を受けた。さらに最内にいたゲシュタルトもトランスワープに押圧され、後方で行き場をなくしてしまった。ダノンバラードはラチ沿いを通って1位入線。トランスワープは態勢を立て直して伸びてきたものの、勝ち馬には1馬身4分の1届かなかった。レース後、トランスワープの調教師と騎手が降着を求める申し立てをしたため、審議のランプが点灯。しかし、裁決は「走行妨害の影響がなければトランスワープはダノンバラードより先に入線し