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鉛や樹脂製の凸型の活字を並べて印刷する「活版印刷」。15世紀にドイツのグーテンベルクが発明したとされ、書物の普及に決定的な影響を与え、火薬や羅針盤とともにルネサンスの「3大発明」とも言われるが、印刷技術の発達でほぼ“絶滅状態”。ところが、その温かみのある雰囲気や手触りが若い女性を中心に人気を集め、静かなブームになっている。結婚式の招待状、名刺…。デジタルの時代だからこそ、個性を求める若い女性を魅了してやまないようだ。(袖中陽一、写真も)手作業の温かみ 3月12日、東京都渋谷区のギャラリーで、大阪市在住のフリーイラストレーター、中本優さん(25)の個展が開かれた。出展された作品のひとつは、創作絵本「とうめいになったら」。透明になった主人公を活版の凹で表現、平面の印刷にはない豊かな表現に取り組んだ。 そのほかの作品としては、活版印刷を活用したポストカード。淡い色の上に、凹凸のあるイヌや女の子や
講談社が、インクジェット式のデジタル輪転機を導入すると発表した。国内第1号となるこの輪転機はデジタルデータを使用しているので、オフセット印刷で必要な版の作成が不要になる。なぜ同社はこのようなシステムを導入したのか。 講談社は1月28日、インクジェット式のデジタル輪転機(HP T300 Color Inkjet Web Press/日本ヒューレット・パッカード製)を導入すると発表した。国内第1号となるこの輪転機はデジタルデータを使用しているので、オフセット印刷で必要な版の作成が不要になる。出版物に合わせて必要な部数を生産できるようになるというが、なぜ同社はこのようなシステムを導入したのか。講談社の梅崎健次郎局長(業務局)が記者会見で語った内容を、一問一答形式でまとめた。 出版市場は縮小している ――日本の出版流通はどのように流れているのか? 梅崎:昔からあるのは「出版社」→「取次会社」→「書
By Βethan 自分で本を出版するためには自分で製本するか、もしくは印刷会社に依頼する、という方法がありますが、製本作業はそうサクサクできるものではなく、印刷してもらって売れ残り在庫を抱えるというのはリスクが大。そういった難しさを取り払ったのが、初期費用0、在庫0で出版・販売ができる出版・製本サービス「中林製本所」です。サイト内にてオンデマンドで本を販売し、売れた分を職人による手作業で製本、最終的に販売手数料を控除した売上額が手元に戻ってくるというスタイルを取っています。 中林製本所/在庫0冊からの出版・製本販売サービス http://nakabayashi.jp/ 出版するためには、まずトップページの右側にあるオレンジのボタンから作家申請を行い…… 申請が通ったら本にしたいデータをPDFファイルで送付。作品内容について審査を行った後、本の仕様や価格が中林製本所で決められ、本が専用サイ
以前のエントリーで印刷用DTPデータを電子書籍化する際に発生する外字問題に関して書かせていただきました。緊デジの事業開始も迫っていますので、今回はそもそも電子書籍で「外字」を使うということがどういうことなのか、ごく一般的な注意点について書かせていただきます。なおこれは、主に出版社サイドの方に対してのエントリーのつもりで書いております。過去のエントリーとの表記の重複等があるかとは思いますが、あらかじめご了承ください。制作サイドの方向けには、別途出版デジタル機構さまより詳細な資料が提示されるかと思いますので、そちらをご参照ください。 さまざまな種類の「外字」そのものの定義については、こちらのWikipedia項目に詳細な説明がありますので、ここでは今回問題になりそうな電子書籍での「外字」について簡単に述べるに留めておきたく思います。 上記Wikipedia項目の表記のうち今回問題となる「外字」
今週の週刊少年マガジンですが、作者急病による「ばくだん!」の休載に伴っておわびページが掲載されるとともに、こんな一文が掲載されていました。 ※編成・校了の都合上、P.193〜P208に相当するページが抜けておりますが、 乱丁、落丁ではございません。ご了承下さい。 16ページ、一折分が完全に無い、という状態って事ですね。これは結構珍しい。 勝手に内情を想像する 結論:本当にギリギリ限界まで粘ったけど落ちた まず前提条件として、 1回の連載分は18P 「ばくだん」が間に合わなそうであるという段階で、他の作品は全て校了済みで、ページノンブルなども入れ終わってる(ある程度の折は印刷まで終わってた可能性もある) というのが考えられ、その上でこういう抜き方をせざるを得なかったということは、 減ページで16Pにすることにした それなら間に合う前提で製本工程をギリギリまで引っ張っていた けれども、やっぱり
講談社が導入する印刷・製本ライン。左端部分にロール紙をセットすると、表裏に印刷した後、折り機、綴じ機などを通って、本が完成する 講談社は今春、少部数用の印刷機と製本機を導入し、出版大手としては初めて、書籍の“自社生産”を始める。 出版不況で返本率が4割に迫る中、必要な部数だけを自社で機動的に生産することで在庫を減らし、コストを削減する狙いだ。 米国製のインクジェット印刷機とスイス製のデジタル製本システムを埼玉県内の流通センターに設置し、夏にも本格稼働する。ロール紙の両面に印刷した後、ページ順に折り重ねて綴(と)じるまでを自動に行う。表紙カバーをかければ、すぐにも出荷できる。1時間で1000部作ることができ、月産20万部を目指す。 オフセット印刷に比べて品質は少し劣るというが、文庫の見本を手に取っても違いは分からない。同社の梅崎健次郎・業務局長は「科学などの学術図書のほか、3000部以下の文
個人的に気になったニュース、 オタクや印刷に関する話題について適当に更新。あと日記もな ( ゚Д゚)y-~ さて冬コミも近づいてきたので恒例の同人印刷の話。 個人的には同人の売上が過半数=同人専門の印刷会社と認識していて この日本国には数えるくらいしかない。 というのも、商業印刷が別名義でやっている会社、 名義は一緒でも同人部門として切り離している会社、 ってな感じで、実は同人が過半数を占めますよって印刷会社は 勝手な想像なんだけど10社も無いかも知れない( ゚д゚) 同人印刷会社ってのは印刷業界的にはニッチな世界で 部数も100とか当たり前だし 印刷業界の中でも「なんじゃこれ?」みたいなジャンル。 普通は年商10億とか当たり前の規模なのに、大手でも4~5億が良いとこからも その存在感が見て取れる。 ところが、オタク市場が大きい上に、最近は商業も小ロット化してるもんで とにかくお金が欲しい
2011年10月31日 出版社「悪者説」から、とりあえず初歩的な誤解ベースだけ書いとこうかな Tweet 「アマゾンが売上の過半を抜く上に著者から著作権を離脱させろとかなんとか」というblogos衝撃記事に関して土曜25時くらいに記事を上げたが、ここ数回のエントリー同様、そちらもけっこうソーシャルで反響をいただいた。 ソーシャルでの反響であるので、さまざまな視点や立場からご意見をいただく。すごく参考になるし楽しい。 たとえば「 “出版社なければ本もなし”という議論の方向だったら、ちょっと違う時代に入っているのだと思う。」というツイート。そりゃそうだ。 テンプレ判型に押し込むだけならamazonだろうがどこだろうが電子書店側で簡単に作業できるはず。あとはたとえば売れる内容への助言や編集とかタイトル付けといった「編集のプロ」的部分をどこが持つかさえ解決できれば、出版社いらんね別に。電子書店はこ
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌『デザインのひきだし』の制作日記です。書いているのは編集・津田です。ご意見、ご感想などあれば、hikidashi@graphicsha.co.jpまで。 by design_hikidashi 今回の震災で、紙や印刷業界にも、いろいろな影響がでています。ここではWebに掲載されたものや、編集部が見聞きしたものを、少しずつまとめたいと思います。 【紙関連】 ●王子製紙 日光クラフトボールなどの板紙をつくっている王子板紙日光工場が、設備被害により操業停止していたものの現在は、通常通りの操業を開始。その他の板紙工場は震災の影響はない模様。ダンボール関係は、王子チヨダコンテナー仙台工場が現時点でも操業停止中で、復旧の目処は立っておらず。震災直後は操業停止していた王子チヨダコンテナー福島工場、森紙業グループ仙台森紙業、森紙業グループ常陸森紙業
3月11日に発生した大きな地震を、僕はオフィスで迎えた。 僕のオフィスはもともと活版印刷機を回していたビルなので、古いが大変に頑丈な作りをしている。ゆっくりと増幅しながら粘る揺れは、最初は水平方向に縦横に、次いで垂直方向を混ぜた立体的な揺れに変化して、オフィスを気持ち悪く揺さぶった。 僕のすぐ後ろの棚はシート(断裁等していない刷ったままの印刷物)を吐き出し続け、書棚は不恰好なダンスを踊っては壁にぶつかって音をたてた。重い原本棚が摺り足でせり出してくる。上司が「ついに来たか!」と叫んだ。 幸い社屋の損傷は軽微で、けが人も出ることはなかったが、総務部の判断で16時をもって社員は解散ということになった。その一方営業に出たきり連絡の取れない社員もあり、また顧客に呼ばれて出て行くものもあった。こんな時に営業にきたと得意先でアイドルになった営業もいる。 後に聞いたところでは東京西部と埼玉にある印刷現場
大日本印刷が直面する「印刷」の危機、電子書籍に活路はあるか《新「本業」で稼ぐ》(1) - 11/01/05 | 12:18 日本の印刷業界を牽引する大日本印刷にとって、2010年3月期は、大きな転換点となった。1876年の創業以来、業績に貢献してきた出版印刷・商業印刷などの営業利益が大きく後退し、初めて生活・産業事業の後塵を拝することとなったのである。 「そういう時代なのかと感慨深いものがある。お客様から市場価値として認められるものが変化してきた」と研究開発・知的財産を担当する和田隆役員は語る。 同社の生活・産業事業には、商品パッケージなどの包装事業や、住宅建材や車両の内装材などの住空間マテリアル事業が含まれる。そのほかに重要なのが、薄型テレビなどの液晶ディスプレー向けに使われる反射防止フィルムで、これが10年3月期の業績に大きく貢献した。 この事業の歴史はそれほど古いものではない。
電子書籍元年と何かと騒がしかった2010年、その締めくくりは電子書籍ではなくオンデマンドブックサービスだった。 三省堂書店が米国On Demand Books社の提供するオンデマンド印刷製本機であるエスプレッソ・ブック・マシン(EBM)を店舗に導入するというニュースが入ったのは8月の上旬。 EBMを最初に導入する同業者はどこになるか、興味をもって見守っていた僕は驚きとともにそのニュースを読んだ。 Espresso Book Machine 僕がエスプレッソ・ブック・マシン(EBM)という、洒落た名前のオンデマンド印刷・製本機の存在をWEBのニュースで読んだのは確か2008年のこと。割合にコンパクトな機械で、公共の施設等に設置可能だという。オーストラリアの書店が同年これを導入しているが、僕は(間抜けなことに)日本では出版系の印刷屋がこれを導入するものと思い込んでいた。 EBMの初号機は200
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