8月28日、中国で発生した炭鉱崩落事故で坑内に閉じ込められていた兄弟が、石炭や尿を口にして生き延び、トンネルを掘って脱出していたことが明らかに。写真は兄弟が掘ったトンネルの出口。24日撮影(2007年 ロイター/China Daily) [北京 28日 ロイター] 中国・北京の房山区で発生した炭鉱崩落事故で約6日間にわたって坑内に閉じ込められていた2人の兄弟が、石炭や尿を口にして生き延びていたことが明らかになった。2人はトンネルを掘って自力で脱出していた。28日付の新京報が伝えた。 2人が作業していた炭鉱は不法操業を行っており、8月18日に崩落事故が発生。捜査はその2日後に打ち切られ、2人の親類らは炭鉱の入り口で兄弟の追悼を行っていた。 兄弟の1人は同紙に対し「あまりに空腹だったので石炭を少しかじってみた。非常に良い香りだと思った」と述べた。 さらに「石炭は苦くてざらついているが、指ほどの