サウジアラビア・リヤド(Riyadh)の生花店の前を歩く女性(2014年2月13日撮影)。(c)AFP/FAYEZ NURELDINE 【2月15日 AFP】サウジアラビアでは、バレンタインデーであっても店頭に赤いバラやハート形チョコレートは見つからない。宗教警察が目を光らせているからだ。しかしそれらの品は、店の奥やカウンターの下に巧みに隠されており、バレンタインデーを祝いたい人々はひそかに希望の品を購入していく。 同国は、イスラムの教えでは男女の同席は固く禁じられ、公の場での愛情表現は絶対的なタブーだという考え方を市民に対して厳格に適用している。 「ムタワ(Muttawa)」と呼ばれる宗教警察(正式名:勧善懲悪委員会、Commission for the Promotion of Virtue and Prevention of Vice)は、バレンタインデーの取り締まりパトロールを12