EU=ヨーロッパ連合の議会に当たるヨーロッパ議会は、パレスチナの国家承認を支持する決議を可決し、イスラエル側への圧力を強めるとともに、EUに対して、和平プロセスの仲介役としてより積極的な役割を果たすよう求めるねらいがあるとみられます。 ヨーロッパ議会は17日、フランスのストラスブールで本会議を開き、パレスチナの国家承認を支持する決議を賛成多数で可決しました。 決議では、「パレスチナを国家として承認することを原則として支持する」としたうえで、「承認は和平協議の進展に合わせて行われるべきだ」として、ことし4月以降、中断したままになっているイスラエルとパレスチナによる和平協議の早期再開を促しています。 そして、テロなどの暴力行為を非難するとともに、イスラエルによる占領地での入植地の建設は国際法に違反することを強調し、双方に対して、和平協議を妨げる行為を自制するよう求めています。 決議に拘束力はな