ドイツ南部で、難民向けの宿泊施設の敷地内に手りゅう弾が投げ込まれているのが見つかり、捜査当局では、難民や移民を狙った犯罪が過激化することに対して、警戒を強めています。 手りゅう弾は爆発せず、けが人もいませんでしたが、中に火薬が入っていたため、警察の処理班が別の場所に運んで爆破処理しました。 去年ドイツには、109万人の難民や移民が到着していますが、極右などからの反発が高まっていて、去年1年間に起きた難民の宿泊施設を狙った犯罪はおととしの5倍に当たる1000件余りに上っています。連邦刑事局によりますと、難民施設に対する爆発物を使った犯罪が確認されたのは今回が初めてだということで、捜査当局では、難民や移民を狙った犯罪が過激化することに対して、警戒を強めています。