大きく損傷したサウジアラビア・アブカイクの石油処理施設(2019年9月20日撮影)。(c)Fayez Nureldine / AFP 【9月21日 AFP】イエメンのイスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装組織フーシ派(Huthi)は20日夜、サウジアラビアへの攻撃を全面的に停止する意向を表明した。同国で続く内戦の終結を目指した措置としている。 フーシ派の最高政治評議会のメフディ・マシャト(Mehdi al-Mashat)議長は、2014年の首都サヌアの掌握を記念する演説で「サウジアラビアの領土に対するすべての攻撃の停止」を表明した。 フーシ派傘下のテレビ局アルマシラ(Al-Masirah)によると、同議長はサウジ側がこの措置に対して「より強固な措置で応じる」ことを望んでいると述べた。 サウジアラビアでは先週末、石油関連施設に対する無人機による攻撃が相次ぎ、同国の石油生産量が半減。