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ブックマーク / raccoon1980.hatenablog.com (7)

  • 2018-04-09 - たぬき日乗

    最近、めっきり様子を見なくなってた與那覇潤先生が、数年に渡って体調を崩して、もう「歴史学者」をやめる、という文章が出ていました。 歴史学者廃業記 歴史喪失の時代(與那覇潤) - 個人 - Yahoo!ニュースはてなブックマーク - 歴史学者廃業記 歴史喪失の時代(與那覇潤) - 個人 - Yahoo!ニュース この文章を読んで最初に、「あ、これはつらそう…。でも、もともとこういう文章書くヒトでもあるよな」と思ったのですが、論旨について、細かいところ、そうねえ、となんとなく首肯するものの、全体に流れる「世間に疲れた」という雰囲気については、「大変でしたね…」と。そこまで責任を負わなくてもよかろう、と思う半面、この詩的とも言える繊細さがあるから、いろいろ文章かけたんだろうな、仕事し過ぎはよくないよねえ、などと思うのでした。 ま、そもそもの話として、普段の生活に「歴史」なんていらないよね、と。学

    2018-04-09 - たぬき日乗
  • 平和と安定の東アジア - たぬき日乗

    今日は乙未年の元宵節ですね。もう正月も終わりだなあ。 今年のランタンフェスは台中だそうですが、この季節だとさすがにあったかいだろうなあ。 さて、昨年の台湾でのひまわり運動と、香港での学生デモが収まって、中国関連ネタは一気に大人しくなった感があります。中国の反日関連活動もあんまり報道されなくなったし。まあ、ISILとか川崎国とかに話題がうつったんですね。某中国ほかBRICs関連サイトも更新が減ってしまい、さみしいところです。大陸は大陸で経済指標が微妙な感じだし、イケイケドンドンの時期もおわりやねー、余所にちょっかい出してる余裕なし、といったところでしょうか。 こうしてみると、なんだかんだで東アジアは安定してるな、という気がします。ケンカしたって報道上のやりとりと大使呼びつけるくらいが関の山ですし。大変なのは現場の海保とかの人なんですが。それとて銃弾が飛び交うわけでなし。春節には大陸の観光客か

    平和と安定の東アジア - たぬき日乗
    nagaichi
    nagaichi 2015/03/06
    今年の「安倍談話」と「反ファシズム戦争勝利70周年」は織り込んでおかないといけないけど、ほかに妙な火種が立たないといいですね。
  • 読書:『中国は東アジアをどう変えるか』(中公新書) - たぬき日乗

    安定の中公新書です。ほんと、アベレージヒッターだわ。よみうりに買収された当初はどうなるかと思ったけど…、安心と安定の中公新書。https://twitter.com/chukoshinsho で、表題のも安定した良書でした。 中国は東アジアをどう変えるか ? 21世紀の新地域システム (中公新書 2172) 作者: ハウC・S,白石隆出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/07/24メディア: 新書購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (9件) を見る 内容は、中華人民共和国とシナ海沿岸諸国(ビルマ含む)の国際関係をさらっと概説し、後半では「チャイニーズ」の多元性・多様性とその役割について紹介するものです。引用文献も一般向け(?)書籍が多い気がしました。 興味を引いた部分を以下にメモをしておきます。 26-28頁:強硬路線に押され、中華人民共和国政府の「戦略的

    読書:『中国は東アジアをどう変えるか』(中公新書) - たぬき日乗
  • たぬき丸焼けの顛末(1) - たぬき日乗

    先日の記事では、不適切・幼稚な表現で、いろいろとご迷惑をおかけしてしまいました。 ツイッターでの議論を終わってから見て、いろいろと修正すべきところや、謝るべきところ、あとはこちらとしても言いたいことがありますので、書いておきます。まあ、だれが読むんだこんな長いの、と思いますが、自分で書いとかないと忘れちゃうので。 また、たとえチラ裏ブログであっても、一回適当なことを書いてしまうと、なけなしの信用もなくなってしまい、あれはあてにならんという感覚だけが残ってしまいます。誰かが読むとは想定していなくても、ビン・ウォンの件は大チョンボだったなあ、と思います。 さて、まずは、梶谷先生には、かなり言葉を補ってもらいながら、私の文章を紹介していただいてありがとうございます。思ったことを、その場で脊髄反射的に調べもせずにそのまま書いたのは、当に失敗でした。 また、池田信夫さんにも不適切な言及の仕方をして

    たぬき丸焼けの顛末(1) - たぬき日乗
    nagaichi
    nagaichi 2012/04/19
    上田信『海と帝国』P23に與那覇氏のいう一節があるのは確認した。
  • たぬき丸焼けの顛末(2) - たぬき日乗

    さきほどの記事の続きです。 そういえば、自分でツイッターアカウントを使ってもいいのかもしれませんが、わざわざナルト(@)を投げつけて、文句をつける気にはなりませんし、以前書いたように、“議論”をしたいわけではないのんですよね…。 あ、これ、むしろ『翻訳の政治学』を地でいってるんじゃね? さてさて。 @jyonaha 丁寧なご返答ありがとうございます。TWにあれこれ突っ込まれても、というのはご尤もと思います。ただ、繰り返しになりますが問題は池田氏のあのブログ記事です。「明清」とは明示してないものの西洋の近代化との対比で「停滞」論を持ち出す以上そう捉えられても仕方ないかと。— KAJITANI Kaiさん (@kaikaji) 4月 11, 2012 さっきので終わりかなー、と思っていたら、梶谷先生は、もう少し議論をしてくださいました。これは、池田さんのブログ記事が、というよりも、おそらく紹介

    たぬき丸焼けの顛末(2) - たぬき日乗
  • たぬき丸焼けの顛末(追記)Before and Beyond Divergence: The Politics of Economic Change in China and Europe - たぬき日乗

    さっきの記事の続きです。 問題のJean-Laurent Rosenthal, R. Bin Wong, Before and Beyond Divergence: The Politics of Economic Change in China and Europe, Cambridge, Massachusetts, Harvard University Press, 2011ですが、もちろん大まかな内容は池田信夫さんのブログで紹介されています。(西洋と中国の「大分岐」・Voiceからexitへ) 池田さんのまとめに文句をつける気はありません。というか池田さんがソリッドにまとめてるからそういうもんかと思って意気込んで読んだら、むしろまったりしたでした。 で、中国の話なんですが、この間の話で、議論になったのは「ヨーロッパでは戦争が続いていたため、高い税のほとんどは軍備に使われたが、中国

    たぬき丸焼けの顛末(追記)Before and Beyond Divergence: The Politics of Economic Change in China and Europe - たぬき日乗
  • 岩井茂樹『中国近世財政史の研究』と・・・ - たぬき日乗

    記事には、ツイッターによって、梶谷懐@kaikaji・與那覇潤@jyonaha・池田信夫@ikedano各先生から言及と批判を頂きました。文章自体に、失礼かつ不用意な箇所が沢山あります。特に、與那覇・池田両氏に対して大変失礼な表現がありました。 せっかくご人からご意見を頂いたのに、削除してしまうのも無責任だと思うので、不適切であった部分に関して、訂正線を入れ、わかるようにいたします。また訂正線を入れなかった部分に関しては、別の記事において言及・弁解いたします。 まずはお詫び申し上げます。 以下:元記事。 近世中国は「小さな政府」で、ウォラーステイン的な「重税帝国が資主義化を阻害」論は反証されたが、非正規財源(ピンはね)が重かった、が岩井茂樹『中国近世財政史の研究』の説 RT @ikedanob 池田信夫blog Voiceからexitへ bit.ly/HsHdS9— 與那覇潤(Yon

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